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ベルお笑いマガジン

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お笑いについての僕なりの分析記事を書いていきます。
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記事一覧

志村けんのコントが流れる、当たり前の日常。

小さい頃から見ていたというのが、恐らくこれほど当てはまる日本のコメディアンはいないだろうという、志村けんが亡くなった。

亡くなってから、爆笑問題の太田が「国民全員が遺族みたいなもの」と言っていたが、
まさにそれに当てはまる、当てはまりすぎるのが志村けんだ。

世代を越えて愛された喜劇王
について、今回は自分なりに色々と考察していきたいと思う。

まず先程も書いたが、
世代

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M-1グランプリ 2019批評 〜必然性と説得力と角刈りと〜

盛り上がった2018年のM-1を、さらに超える程と思うくらいに盛り上がったM-1グランプリ2019。

エントリー数は過去最多の5040組となり、昨年の優勝者の霜降り明星は大いに売れた。

今回初出場が7組と多くなったのは、
色んな人の話に聞くところによると、決勝出場者の選考基準は準決勝のウケ順らしく、知名度、人気など忖度ぬきの準決勝、ガチンコ勝負で、決勝進出者が決まった。

私は、
M-1グラン

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M-1グランプリ決勝 魔物と爆発

M-1グランプリの決勝進出者が発表され、もう本番のM-1グランプリ決勝まであと数日となった。

準決勝は毎年熾烈で、日本一面白いお笑いライブと言われていて、M-1において決勝に残る事が大きなステータスでもあるから、最近は決勝進出者の発表も大きく注目されている。

和牛の敗退や、初出場コンビの多さなど、すでに大きな話題になっているが、今回僕が書きたいのは、1回戦〜準決勝までと、決勝との違いだ。

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矢部浩之、何言うてはるんですか?の研究

僕は昔、短期間だが芸人をしていた事がある。

さしたる実績は残せなかった、というより覚悟が足りなくて辞めてしまったが、今でもお笑いの事を考えたり、分析するのは好きだ。

しかし、芸人は一種の村社会で他業種の人間がお笑いについて語るのをとことん嫌う。

舞台に上がったことも無いくせに何が分かるんだと、とことん潰しにかかる人ばかりだ。

まぁ、幸い僕はただの一般人で芸人の目にも触れる事は無いだろうから

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