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フェムケアと、官能美。

めがねを外し、
髪をほどき、
目を閉じて
ゆっくり呼吸する。



月の光の音楽、
マイナスイオンの風、
あたたかい紅茶……
官能がゆっくりと
解放されていく。


久しぶりの、ひとりの時間。
人の気配がない空間。
声をもたない大好きな者たちに
囲まれながら、
内なる平和を
とりもどしていく。


日常生活では
考えることをやめれない私。
ご飯の準備をしなきゃ、
洗濯をほすタイミングはいつ?、
週末のイベントに何を着ようかな、
子供にこれを言うべきか、
次にこれをしなきゃ、
あれをしなきゃ…



でも。
めがねをはずし、
髪をほどき、
深く呼吸をする、
この一瞬だけは。
いまこの時だけは、考えない。
とらわれない。
むりしない。


すると、
せわしなくうごき
情報に取り囲まれ
頭で考えることすべては、
どうでもいいことに気づく。


女が本当の自分に戻ると、
さまよい救いを求めて
人に取り憑く情報達や、
全ての原子、分子、存在が
変換されて
解放されて
本当の姿へともどっていく。


わたしもまた、
あなたと一緒に
光へともどっていけるんだ。


女の生きる道は、
情報には、ない。


ひとりになり、
自然とつながり、
うちなる平和をとりもどす
この一瞬に
官能を満たすこの一瞬に、
女の道は花開くんだ。


私は、わたしに問う。
男と同じ生きものになりたいの?
男と同じように動き、闘い、考えたいの?



それとも
女をつらぬき、
すべてに自由と平和を与えたいの?


官能美とフェムケアは
いまこの一瞬、
うちなる平和を
とりもどすことから
始まる。


めがねをはずし、
髪をほどき、
目をとじて、
深く呼吸をする
この一瞬から。






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