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感受性は人それぞれ、皆同じではない

今回の能登半島地震でも、原発への不安が叫ばれていました。
それに関連して、福島での原発事故の被ばくについて、頭ごなしに否定している動画を見たので、福島の原発事故一被災者としてお伝えしたい。

私は福島の原発事故後、それまで経験のない「腹痛を伴わない下痢」が関西へ避難するまで毎日続いていました。
(関西へ避難するとピタッと止まった!)

そのことから、飲食や呼吸で内部被ばくをしたとわかったので、取り込んでしまった放射性物質を排出するといわれていることをいくつかやったり、安全な水を購入して調理するなど、心身はもとより、金銭的にもとても大変な日々を送りました。

しかし、福島の原発事故当初からよく耳にするのが「自分は何も変化がなかったから問題ない。」という発言です。

被ばくの症状は人それぞれで、何の変化もない人もいれば、すぐに症状が出る人、感受性は同一ではありません。

確実にいえることは、福島の原発事故で放射性物質は拡散され、私の住んでいた福島市は、通常の600倍となる24.24μ㏜もの放射線量が測定された事実。

600倍もの放射線量を受けた事実。

そしてこれを受け、毎日の下痢はもとより、腕や太ももの内側に現れた大きな青痰、歯のぐらつきなど様々な被ばく症状があった事実。

その事実を第三者から「問題ない」と言われたくありません。

そして福島をはじめ全国で裁判が続いています。
特に知ってほしいのは「小児甲状腺がん発症訴訟」です。

ぜひ裁判に足を運んで生の声を聞いてほしい。

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