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お城の屋根は茅葺(かやぶき)だった⁈

娘から「ドイツにも茅葺屋根の家があったよ!!」との情報が。
さらには、「オランダにも茅葺屋根の家があった!!」と動画が送られてきました。

オランダの茅葺屋根の家

ヨーロッパに茅葺屋根の家があるとはびっくり!!
...と同時に、私はある絵を思い出しました。

それは...
少し前にこちらでもご紹介させていただいた「泥絵」のお城です。

泥絵

縦線の入ったボリューミーな屋根がドイツやオランダの茅葺屋根にそっくり!!

では、ヨーロッパではいつから茅葺屋根の家が建てられたのでしょうか?
ドイツやオランダの回答は見つかりませんでしたが、英国では100~150年前頃までは、地方の家屋の95%が茅葺きだったそうです!!

...ということは、あの「泥絵」のお城の屋根も茅葺屋根だったのでは⁈

そんな茅葺屋根の原料は「葦(アシ、ヨシ)」
「葦」は、河川や湖沼の水際に背の高い群落を形成。

「葦」群落には水をきれいにする3つのはたらきがあると言われています。

①水の流れを弱くして、水の汚れを沈める。
②水中の茎につく微生物によって水の汚れを分解する。
③水中の窒素、リンを養分として吸い取る等々。

ちなみに、先日出向いた琵琶湖のほとりにも葦の群落が涼やかに風に揺れていました✨

琵琶湖の葦群落

そして昨今のオランダでは、この茅葺屋根がサステナブルな素材として注目されているそうです✨

いずれにしましても、洋館と茅葺屋根の組み合わせは盲点でした。
先入観や思い込みを取り払い、ピュアな目線で物事を見ると、新たな歴史が浮かび上がってきそうです♡

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