見出し画像

#39 詩が女性に願うこと・人生を語るフランス語

stand.fmで紹介した言葉と収録内容の概要です。
音声はこちらからどうぞ。 
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001

YouTubeでもお聞きいただけます。


(写真は、ブルゴーニュの片田舎に住む年配の画家の女性とパートナーの
お家のキッチンです。すべてが無造作だけれど美しい。印象的な台所でした。)

********************************

Et la femme aussi, elle essaye de parler sa propre parole, comme chacun d’entre nous, nous sommes tous pris dans les quantités de barrières, de prisons et de cloisons.
Je crois que la poésie arrive…essaye de percer tout cela.

Je ne dis pas qu’elle y arrive, mais c’est un peu son propos, c’est ça, c’est son désir.
C’est sa force.

女性にとってもそうです。自分自身の言葉を発しようとします。
私たちみんながそうであるように、女性は多くの壁や牢獄や隔たりにとらわれています。 
詩は、それらを突き破ろうとしてくれます。

詩がそれを実際にできるとは言いませんが、ある意味、詩が目指していることなのです。そうです。詩の願いであり、力であるのです。

**********************************

前回に続いて、詩人であり作家でもあるアンドレ・シェディッド(Andrée Chedid )が、詩について語っている言葉です。

彼女の動画は下記のリンクからご覧いただけます。
動画には、フランス語の字幕がついているので、フランス語を学んでいる方には勉強に役立つのではと思います。


フランス語を翻訳するとき、または通訳するときに心がけているのが、理解したフランス語を、頭の中で映像化または概念にして、一旦フランス語から切り離して、それから日本語に置き換えることです。

また、知っている単語も辞書を引いて、すべての意味を確認することを心がけています。
以前通っていた通訳の授業で、先生がよく繰り返し言っていたことなのですが、普段よく使っている、知っている単語でも、別の意味、ニュアンスの異なる意味合いを発見することがよくあります。
手間がかかりますが、勉強になります。

アンドレ・シェディッド(Andrée Chedid )を知るきっかけになった、孫のマチュー・シェディッド(Mathieu Chedid)は、ミュージシャンで様々な音楽活動をしていますが、アフリカのマリのミュージシャンとも共演しています。

そのミュージックビデオの動画もnoteに載せておきますね。
マリの民族楽器コラの音色が心地よく、まだ行ったことのないマリの日常の風景が異国に連れて行ってくれます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?