ザ・ダート:モトリー・クルー自伝
バンド自伝映画といえば、Queenの「ボヘミアン・ラプソディー」が一世を風靡したのは記憶に新しいところ。
だがしかし個人的にはモトリー・クルーの自伝映画の方が面白かった。
とにかくコンプラ至上主義の現在だと完全にアウト野郎バンド。
彼らの代表作ともいうべきガールズ×3とドクター・フィールグッドは、高校時代によく聴いた。
ガンズの「アペタイト・フォー・ディストラクション」、デフレパードの「ヒステリア」、アンスラックスの「パーシスタンス・オブ・タイム」、メガデスの「ラスト・イン・ピース」くらい聴きまくった。
メンバー全員がここまでハチャメチャだと本当に気持ち良い。
ヤク中でヤバい奴らという「風の便り」や「小耳に挟む」はるか斜め上をいくガイキチバンド、それこそがモトリー・クルー。
「出自の悪いやつらが成り金になったらこうなるだろう」というテキストバンド、それこそがモトリー・クルー。
MTVのミュージックアワードの授賞式で、ガンズのイジーを殴り倒すヤツが在籍するバンド、それこそがモトリー・クルー。
アクセルがイキってヴィンスにケンカふっかけるも、結局はビビって逃げたというW.A.R醜態晒しエピソードは描かれていなかった。
ミック・マーズ以外は全員、色気があってかっこよかった。
そりゃぁB'zが「アローン」を作るはずですよ。
★★★★☆
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