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明日はどっちだ

ずっと地元である熊本で就職しようと思っていた。しかし、常に心の奥底では、数人からの「あなたのキャラならいっそ東京に出なよ!地元にはいつでも帰れるよ!」という言葉が引っ掛かっていた。大学も県内で、自分が井の中の蛙のまま一生を終えるのかもしれないと思うと虚無を感じる。インターンも、地元就職しか考えてなかったから熊本のしか行っていない。今更何してるんだろうと思いつつ、志望業界の福岡や東京の企業を漁り始める今日この頃である。


八景水谷(合志寄りの熊本市。あまりに静かな町だから、敢えて熊本市という言葉で表現しなかった。)生まれで、八代育ち。都会を知らなかった。そんな中東京と互角と言われる大都市ロンドンに1ヶ月も行った。地下鉄に迷うことも、英語に苦戦することも、ホームシックになることもなかった。むしろ皆優しかった。外国人という観点がなく、人間皆共生していた。女性にも優しかった。東京も何度か行ったが、台風で帰れなくなったくらい。考えてみたら私は意外と都会でも暮らせるのではなかろうかと思う。

生まれた八景水谷にある、水の科学館。幼い頃のお気に入りで、よく行っていたことを記憶している。
引用元:https://iko-yo.net/facilities/92539

育った八代。八代駅周辺。青空に八代のシンボルである日本製紙の煙突が映えている。八代に初めて訪れた方が驚く異臭はこれが原因。八代市民になると何も感じなくなるが。

ロンドン。バッキンガム宮殿。語学学校2日目の放課後に訪れた。ロンドンにしては珍しい青空。加工なし。

初めて自力で訪れた東京。スカイツリー。


ロンドンと東京の街を歩いていると、パッチワークを思い出す。その街ごとに個性を持っていて、それが結集して1つの都市を作っているところが。ロンドンのBrick Laneや東京の下北沢は、ひたすら古着!ロック!なイメージ。ロンドンのHampsteadや東京の代官山は、高級住宅地だがショップの雰囲気が好き。Brick Laneのソルトビーフベーグルも、Hampsteadのクレープも恋しい。

Brick Laneのソルトビーフベーグル。すごく並んだ。

Hampsteadで有名なクレープ。中にはチーズとマッシュルームとハムとハーブとかが入ってる。本当に美味しい。語学学校の昼休みに、週2で通った。行きすぎ。

それにしても何社受けてるんだろう。熊本で就職を考えていたり、公務員志望の友人からは驚かれるが、業界的に全落ち覚悟で就活を進めている私としてはそんなものだと思っている。ここまで来年の春にどうなっているか全くわからない状況は人生で初めて。

明日はどっちだ the day has come
THE DAY / ポルノグラフィティ

つまり、未来は必ず訪れる。当然ではあるが訪れる。そう願って就職活動を進めたいと思う。何事にも「今更」はないと信じて。

今回のヘッダーは、イギリスから日本に帰る際の飛行機の中から撮影したもの。朝が来るところ。

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