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音楽に関する考察

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ソフトウェア開発とバンドアンサンブルの不思議な関係#2

ソフトウェア開発とバンドアンサンブルの不思議な関係#2

前回の記事はこちら:

・ソフトウェアの設計のように、バンドアンサンブルにも階層構造をあてはめることで、役割を明確にし、デバッグのイメージがつけられる
・ドラム、ベースはデバイスドライバからOSまでを担当する

という趣旨の持論を前記事までで語った。

今回は、上記記事内の図で中位層から上のミドルウェアやアプリケーションとして位置定義されていた楽器、すなわちギター、そして、キーボードについての考え

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ソフトウェア開発とバンドアンサンブルの不思議な関係#1

ソフトウェア開発とバンドアンサンブルの不思議な関係#1

自分がバンマスのとき、軽音楽でアンサンブルをどこから組み立てているか、の考え方のようなTIPSも、ここで語っておこうと思う。

実を言うと大学の軽音楽部に入部したときに僕はアンサンブルがうまくいくエッセンスなどを先輩に教えてもらえるのかな、と淡い期待を持っていたが、残念ながら言葉に出してわかりやすく教えてくれる人はついにだれも現れなかった。そればかりかむしろ、アンサンブルのなりたちを真剣に科学して

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音楽の外殻(shell)と内殻(kernel)についての駄文

自分で書くとかなり生意気に思えるかもしれないが、こう見えて子供のときから僕はナマクラ刀ではなく、有り体にふざけて言えば、とってもセンセーショナル♡でセンシィティヴ♡だった。恥ずかしさをおさえて歯に衣着せずにいうと、感受性のアンテナが平均的な子供にくらべてわずかばかり秀でているような子供だった。

なまじアンテナの感度が良いばかりに、音楽においては自分がプレイヤーとしては凡庸以下の何もできない人間で

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サン・サーンス「白鳥」とバンドについての駄文

これでもオレは、3歳でカワイピアノ教室に入れられてから高3の受験期で辞めるまではあまり好きでもないピアノをずっと続けていた。さらにそのあとの大学で軽音楽部に入りキーボードをやったのと、社会人になってもなんだかんだその延長でバンドを続けているので、趣味として音楽に触れている時間を換算するとトータル30年くらいは経ってしまったわけだ。
それらを通して学んだことを自分のために、たまにざっくばらんに書き出

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