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『僕らのコバエ戦争』

え、宮沢りえのデビュー作やんな?
溌剌としててよかったよなぁ。
いや、宮沢りえといえばやっぱり三井のリハウスやろ。
高校の頃、何あのカワイイ子?って話で持ちきりやってんやから。

『僕らの七日間戦争』。
大人の抑圧から逃れ、「解放区」に立てこもる中学生たちの闘争。
青春映画の金字塔だ。

いやいや、今日話したいのは『僕らのコバエ戦争』である。
主役はもちろんコバエだ。
うちでは今、何あのコバエたち?の話で持ちきりなのだ。

なんでこんな事態になってしまったのだろう。
何がいけなかったのだろう。

コバエが後から後からやってきなさる。
いつもと変わらない6月をただ過ごしているだけなのに。

手でパチンと、退治すること1日およそ10匹。
そのパチンも、成功するのは5回に1回くらい。
1日に50回もパチンしているのか。
道理で手が赤く痛いはずだ。
それでもまったく追いつかない。

まず敵を知らなければ。

コバエと呼ぶが、そんな名の虫はいないらしい。
その多くが、生物の授業で有名なショウジョウバエとか。

卵から10日で成虫になる。
成虫になってから3日で次の卵を産む。

え、2週間で1世代?
世代サイクルが速くていろいろ試せるから遺伝の実験にうってつけなのだ。

しかも卵は1回に30~50個産む。
成虫の寿命は30~60日で、死ぬまでに数千個の卵を産む。
オーマイガーである。

きっと何かのきっかけでどこかで発生してしまったのだろう。

ホイホイ系のコバエ誘因捕獲剤を買ってきた。
台所のゴミ箱近くに置いてみる。
1時間ほど経って見てみると、わぁ…いるわいるわ、コバエがいるわ。

けれどこのホイホイ系を使うとき、いつも思う。
誘引するってことは虫にとって魅力的な環境を作るってことよね?
わぁ、へんいちさんちステキ!とばかり隣の家からも呼んでない?
ホイホイ系置けば置くほど増やしてない?
コバエの鼻がどれほど利くのか知らないが、ありえる。

ならホイホイ系をただ1つ置くだけではなく、他の対策も。
玄関やベランダの網戸にはコナーズ系の忌避剤を置いて侵入を防ぐ。

まぁこんなイメージ?

殺虫成分を置きたくない台所は、コバエが嫌うというミントの精油を置く。
さらにコバエが好む腐敗臭、発酵臭、アルコール臭を断つ。

そんな対策を最低30日、成虫の寿命の間徹底すれば撃滅できるはず。
やればできる!
やらない後悔より…はこういうとき使う言葉ではないか。

うちをコバエからの「解放区」にするのだ!
僕らのコバエ戦争。

(2023/6/14記)

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