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【私たちの重要な視機能1⃣】視力・動体視力・眼球運動・調節機能/US-VT ビジョントレーニング

■ 人間に必要な視機能とは

スポーツアスリートをモデルにスライド形式で紹介いたします。
(前回の記事と重複する項目がありますがご了承ください)

1、「US-VT」ウエムラスタイルービジュアルトレーニング


前回の記事で紹介いたしましたが再度紹介します。
アメリカで開発された視覚機能を高めるトレーニング方法で、現在はスポーツ関係の能力開発や学習障害の子供に向けてのトレーニングメニューに組入れられている。一般的にはビジョントレーニングやスポーツビジョンと呼ばれている。
効果は、目の機能である視機能をトレーニング(強化)することにより「集中力・判断力・情報処理能力など様々な能力を高めます。

■ 「US-VT」で効果が上がる部位



■ 視力と視覚


2,視力と視覚の違い

◎ 視力
眼科・学校・眼鏡店で行う目の検査で平面上での静止視力検査で「1.0や1.2」などで表記されます。平面上の視力検査で2Dの検査になります

◎ 視覚
物の大きさ、色、形、立体感、距離感、焦点を合わせる機能、動く物に対する視力(動体視力)これらを正確に見極める目の機能を総称して「視機能」といいます。

■ 「見る」ためのプロセス


3、見て ⇒ 認識 ⇒ 体の反応(反応速度)のプロセス

人間は、目の視力を含む視機能をフルに使い正確な情報を「入力」します。映像を入力すると視神経を通じて脳に送られ「認知」され映像の組み立てが行われます。この情報により体の反応につなげます。「行動・動作」
ここで正確な情報をアイキャッチ「入力」できていないと正しく体で反応「動作」できませんね。いかに「入力」が重要かわかると思います。

■ 「見る」ために必要な視機能


4,正しい入力を得るための視機能の種類と役割


それでは、視機能の項目を説明します。

■ 静止視力と動体視力


5,静止視力と動体視力

1、静止視力
これは、冒頭で説明しました一般的な視力検査による視力です。当然視力は一番重要な視機能の一つです。
静止視力が悪い場合は、メガネやコンタクトにより視力矯正が必要です。視力低下の原因は近視、遠視、乱視などが考えられます。

2、動体視力
動くものに対する視力で大きく分けると二種類あります。

◎DVA動体視力・・・横方向に動くものに対する視力です。この視力は横方向の眼球運動と密接な関係があります。(跳躍性・追従性眼球運動)
◎KVA動体視力・・・前後に動くものにたいする視力です。この視力は前後の動きに対する眼球運動と密接な関係があります。(輻輳・開散運動)

■ 眼球運動各種 動画(過去記事)


■ 眼球運動とピント調節力と反応スピード


6,眼球運動と調節力と反応スピード

3、眼球運動

眼球運動とは、外界の情報を「入力」するために視線を素早く動かす眼球運動と目標物をゆっくり追いかける眼球運動とにわかれる。
日常生活やスポーツにおいても非常に重要な役割を果たします。この眼球運動に難があると正確な情報を脳に伝達できません。

◎跳躍性眼球運動(ちょうやくせいがんきゅううんどう)・・・目標物に対して目を素早く動かす運動です

◎追従性眼球運動(ついじゅうせいがんきゅううんどう)・・・目標物に対して視線を外さず同じ速度(ゆっくり・はやく)に合わせて追いかける眼球運動です

4、 調節(ピント合わせ)

調節とは、目標物に対して焦点を合わせる機能です。イラストのように目の内部の水晶体というレンズの厚みを変えることにより遠くから近くまでのピントを合わせることが可能になります。
年齢によりピントを合わせる力や距離、スピードは変わってきますが、焦点合わせのトレーニングをすることで毛様体筋がストレッチされ水晶体(レンズ)が柔軟になりどの距離や方向でも瞬時にピント調節が可能になります。

調節運動が重要なのは、調節と輻輳が連動するからです。調節運動が不安だと輻輳運動にも影響をあたえ、また輻輳運動が不安だと調節運動にも影響がでるからです。二種類の重要な視機能は密接な関係にあります。

次回は、今回の続きで、「私たちの重要な視機能 2⃣」/ 【両眼視・周辺視野・瞬間視・目と手の協調運動】となります。

両眼視機能検査の決定版!

問題のある両眼視機能の対応策はこうだ!!

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