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私が3日で会社を辞めた理由

転職した会社を3日で辞めた話

今年1月に約5年勤めた会社を辞めて、全く違う業種・業界に転職したのだが、なんと3日という日数で辞めてしまった。
2月の話になるから、3ヶ月前の出来事である。
自分でもまさかたったの3日でこの決断に至るとは思っていなかった。でも、この決断に迷いはなかったし、後悔もしていないとはっきり断言できる。
もちろん会社の方々に迷惑をかけたことは間違いないので、反省をした。
そして自分の考えを整理するため、今後の自分へのメッセージも込めて文章に残したいと思ったので素直な思いを書くことに決めて書いたのだ。

なぜ3日で辞める決断に至ったのか?

3つに分けて整理していきたいと思う。

まず、1番の大きな原因としては、
"転職=現状から脱する手段”になってしまっていたことで、転職先を安易に決めてしまったことだ。

現状から脱したいという気持ちが強すぎた為に焦って、内定をもらえた会社に安易に決めてしまったことが今回の最も反省すべき点である。この職なら自分に合っているし、方向性も近いのではないかと思ったのは間違えないのだが、現状から脱したかったが為にそう思い込んでいたし、職種に希望を抱きすぎたと感じている。
確かに現状から脱することはできた。ただ、現実たったの3日で辞めているということは職業選択は間違えたと言わざるを得ないだろう。
内定をもらった時点で「お願いします!」と即答できないのなら、もっと考え直すべきだと気づく必要があった。

2つ目は、
選択肢を自分自身で狭めたこと。

他の選択肢を考え直すのを辞めるという楽な方を選択してしまったこと。この選択をしてしまったことは、自分自身を情けなく思う。
内定を承諾した後も、何度も「これでいいのか」と悩んでいたが、結局決まったことを覆すほどの道を考えることをしなかった。いや、違う。実際たくさんの選択肢は自分の中にあったし、ありすぎるほどだった。しかし、私は安心を優先した。何もない状態になるのが怖かったのだ。
転職先を決めず辞めることだってできたのに、転職先があることによって安心して現状を脱することができることに安心していた。
もっと悩む時間を自分に与えても良かったのだ。私にはそれが必要だったのだと今ならわかる。

そして3つ目の原因は、
単純に会社の”雰囲気が悪かった”こと。
元の職場が華やかだったということもあるかもしれないが、出社初日に初めてオフィスに足を踏み入れた時、その殺伐とした空気感に驚きを隠せず、大きな声で挨拶をしようと思ったのに声が全然出なかった。(本当に声の出し方を一瞬忘れかけた笑)
私は空気感や雰囲気に敏感なのかずっとこの空間にいたら、”自分がダメになってしまいそう”と直感的に感じた。オフィスにいる人も、その雰囲気のせいでなのかどこか輝きを失ってしまった様な、そしてそれに慣れてしまった様だった。
私には”合わない空間”でしかなかった。そのオフィスにいる人が悪いと思っていない。
私には合わない”ただそれだけそして私はその環境を変えるだけの力はないし、このままここに居たら自分の輝きも奪われてしまうのではないかと判断したのだ
この部分に関しては、自分の感覚と直感の問題だ。変えることは難しいが、事前に環境を確認しておくことが今回の様なことを繰り返さないようにする為には必要だろう。

辞めるという決断に至った大きな原因はこの3つだ。
選択を間違えてしまったが、この経験から学びがあり見つめ直すいいきっかけになったので、無駄ではなかった。
色々な意見、考え方があると思うが、私はこれで良かったと納得できているのでこの決断で良かったのだ。
ただ、自分がこの選択を自分の正解にすることができなかった。きっとこの選択を自分の正解にすることもできたはずだが、違う選択肢を選んだということ。

そして私は、ニートになった。
人間決まってやることがなくなると、何かで埋めたくなるものなんだと感じたが、私はあえて何かで埋めようとせず、自分の様子を伺うようにした。
不思議と不安も焦りもなかったのだ。むしろ自分自身でつくり出した”ゼロ”の状態を、今後どうしていくのかが楽しみだった。
じっくりゆっくりでいいんだと自分を許して、自分自身と向き合う時間をたっぷりとつくった。好奇心のままに興味が湧いたことを探究したり、今までこんなに向き合ったことないっていうくらい向き合った。
このニート期間のことに関してはまた別で書こうと思う。

こうして心に従った今、私は京都に住んでいる。
人生本当に何があるかわからないですね。

私は自分の人生を諦めない。

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