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【妄想インタビュー記事】フリーランスになったときに、無職の落ち込みから救ってくれた本【私の愛読書】

ダ・ヴィンチ(Web)さんで「私の愛読書」連載を読んだんです。いやー、もーどれも面白くてっ!!!いいなー僕も書きたいなー‥。
‥うん!よし!(質疑応答)一人二役で僕も書いてみよう!ということで、始めてみます!自主企画です!

一人二役でやってるんだよなーと思いながら、読んでいただけましたら嬉しいです(^^)


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今回お話を伺ったのはフリーランスナレーターの有野優樹(ありのひろき)さん。落ち着いた若さある読みを得意としており、ナレーションを中心に声優、怪談語り手などの活動をしている。

一生懸命で真面目な有野さんの愛読書とは?フリーランスになりたてのときに読んで“心と体に変化が起きた”本を紹介。


ーー有野さんの愛読書を教えてください。

有野さん(以下、有野)「養老孟司さんの『バカの壁』です。『なんちゅータイトルだ』と思って手に取ったのが最初で、パラパラめくったんですが、なんか難しそうって理由でそのときは買わなかったんです。ある日バラエティを見てた時『今回のゲストは、養老孟司さんでーす!』というテロップを見て『養老孟司?あれ、なんかこの字見たことあるな』と思って調べてみたら『あ!バカの壁の人だ!』とまた“バカの壁”を思い出すことに。

番組をみていたんですが、穏やかなおじいちゃん口調からたまにポロッと出る毒が面白いのなんの。ウケを狙っている感じでもなく、本音で話しているという感じがしてなんとなくですが「この人の言うことは信用できる」と感じたんです。なんともまぁ、偉そうな意見ですが(笑)

またこのタイトルに触れられたのってなんかの縁だなと思い、通販で買いました。この時、声優事務所を辞めて声優・ナレーターとしてどうやって生きていこうか凄く悩んでいる時期というのもあり書いていることがめちゃくちゃ刺さったんです。」


ーー何が印象に残ったのでしょうか?

有野「養老さんの言っている意味とは違うかもしれないんですが、バカの壁のバカは、『バカ=思い込み』だと解釈したんです。バカの定義が印象に残ったといいますか。

今までは、声優・ナレーターと言ったらこんな仕事をやるべきだ!声の仕事以外をしているなら、それは声優・ナレーターと言えないんじゃないか!とかって勝手に思い込んでいたんです。それが自分の声優・ナレーター像を苦しめていて。声優・ナレーターと言っても今の時代、歌やダンス、講師、執筆、配信、フリートーク(ラジオ)など色々な“お芝居以外の場所”がたくさんありますよね。

プロの方でもやっているのになぜ自分だけ“お芝居縛り”をしていたのか?と思い直しまして。

でも実際、言われたことがあるんですよ。「色々やるのは、ちゃんと声優・ナレーターを定期的にやっているのが前提であって、それをやらないで色々やってしまうのは、ただ色々やっているだけであってその中にたまたま声優・ナレーターがあるだけになってる」って。

ウッとなりましたねぇ。図星だったんで。色々やれた方がいいじゃないか!と言ってたんですけど、それは「仕事がない状態を隠したかった」からが理由だったんです。

「声優、ナレーターの仕事をしっかりやらないと“バカ”になっちゃう。バカの壁を作っちゃうことになる」と、かなり気持ちに変化が出てきました。そこからですかね、営業やSNSに本格的に力を入れ始めたのは。」


ーー具体的にどのような気持ちの変化が?

有野「いつかやれたらいいなーではなく、いついつまでにやろう!と、それをできるようにする為の具体的な行動を書き起こすようになったんです。

たとえば怪談を喋る仕事をやるには、ここの制作会社にこれができます!という営業連絡をしようとか、海外へ行くためにはこのくらいの額が必要だからこの単価感でこのくらいの仕事量をこなさないといけないよねとか。」


ーー本はどのように選ばれていますか?

有野「その時に知りたいテーマがあれば関連書籍っぽいのを手に取りますが、基本的には一目惚れで買っちゃいます。

あ、そのときは絶対に書店です。通販で一目惚れはありません。なんていうんですかね、書店でヅラァーっと並んでいる本を見ていると「取って!」と言われているような気がして、手にとって数ページ読むと“面白いっ!!!買うっ!”ってなるんです。呼ばれてるんですかね?ははっ。んなわけ。」


ーー本を読むタイミングは?

有野「この日は一日本を読む日!と決めることもあれば、電車に乗ってるときや、映画が始まる前のCMが流れているとき、トイレに長く入っているときなど、隙あらばって感じですね。あんまり“よし、読もう!”とはせずに、“この時間でとりあえず読んどくかー”くらいの気持ちでいます。読まなきゃ!という使命感で読むと、続かなくなっちゃうので。僕の性格上」


ーー最後に一言。

有野「本を読んでからいろんなことが楽しくなった気がします。わかることが増えたのと、わからないことを知るのが楽しくなったので。読書は誰にも強制されない自習です。あ、全然一言じゃないや」


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声優・ナレーター有野優樹(ありのひろき)

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