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アートから、ひらめきを得る方法

「うーん」「うーん」
……最近、うなってばかりです。

仕事で新しいひらめきを得たいのですが、なかなか降りてきません。

アイデアが必要なのに、どうしても湧いてこない。
これって致命的。焦りは募るし、とても苦しいですよね。
そのようなとき、皆さんはどうしていますか?

私は、思い切って半日時間をとって美術館へ足を運び、アート鑑賞をします。

「絵っておもしろいな」と思うのは、雪景色や波、花、果物など現実に目の前にあるものを描いても、画家によって全く違うものが作品としてできあがっていることです。

「わあ、こういう捉え方があるのか」ですとか、美術館で絵を一点一点ていねいに見たあとはスッキリして仕事に取り組めることが多いです。

実は、発想に苦労しているときに美術館へ行くなど、自分の案件と無関係なものを見たり感じることは科学的に証明されている、ひらめきを得る方法の一つです。

コロンビア大学ビジネススクール上級講師であり、「第7感」について世界の企業のエグゼクティブたちに教えているウィリアム・ダガン氏は、合理的にひらめきや直観を得るには、「オープンマインド」であることが重要であると語っています。

「オープンマインド」とは、目の前の状況についての既存の考えを、いったん頭からすべて忘れることのできる心の状態のことです。
それを知って「なるほど、確かにそうだ」と頷きました。美術館という非日常空間に身を置いて作品鑑賞に集中すると、頭がスッキリと切り替わった経験が何度もあるからです。

そのように幾度もアートに助けられてきた私ですが、何にもとらわれない視点、自分だけの見方を貫く、ある意味で「ゼロベース思考」を生命線にしている画家という職業の方々を、すごいなと日頃からリスペクトをしていました。

そのようななか、幸運なことに日曜美術館などにご出演されている写実画家・塩谷亮先生を講師に招いて、その思考や制作の裏話を2023年1月にオンラインで聞ける機会を頂戴することになりました。

「たくさん質問してくださいね」と先生が許可をくださいました。
ですので……

この世でいちばんキレイだと感じるものは何ですか?
どうやってモチーフを選んでいるのですか?
こう表現をしようということは、どの段階で決めているのですか?
ピンと来て、描きたいと思うものってどんなものですか?
表現に苦しんだときは、どうやって打開していますか?
前に描いた作品がずっと頭に残って影響することはありませんか?
どのようなかたちでアンテナをめぐらせていますか?

などなど、アートというカテゴリーを超えてビジネスや生き方のヒントになるような、クリエイティブな発想や思考法、観察力、審美眼について聞いていきたいと思っています。

皆さんも、画家の方が常識や過去の事例にとらわれず、いかに自分らしく作品を生み出しているのか、その裏側が気になりませんか?

はい、承知しました。
皆さんに代わって、私がどんどん聞いていきますよ。

参加費 1100円と気軽にご参加していただけるかたちをとっております。
ひらめきや発想のプロセス、ゼロベース思考にご関心がある皆様、どうぞご参加くださいませ。

オンライン
美しき写実絵画が生まれるまで
https://shajitsukaiga.peatix.com/

塩谷亮先生の作品《Autunno》


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