声質変換は何に使えるの?

ブログのプラットフォームって何でも良いかと思っていましたが、noteを始めて、早速その違いを感じています。
今まで使っていたブログでは、既に私のことや会社のことを知っている人が見てくれている印象でした。
しかし、noteでは全然知らない人も見てくれているというのを実感しています。薦めてくれた方には感謝ですね!


さて、今回は当社のコア技術である声質変換が、どういった場面で使えるのかということについて書いていきます。

声質変換でまず始めに思い浮かぶのは、名探偵コナンの蝶ネクタイ型変声機ではないでしょうか?
余談ですが、名探偵コナンの認知度は凄いですね。声質変換の説明をするときに、「蝶ネクタイ型変声機をイメージしてください」と言うと、ほぼ100%伝わります。

ただ、生で話している人の声だと、元の声が聞こえてしまうということもあり、リアルタイムに変換するというのはやはりまだ難しいというところもあります。

まず、我々が利用を想定しているのは、以下のような場面です。

・スマートスピーカーやコミュニケーションロボットの声を、家族の声や好きなキャラクターの声に変換する
スマートスピーカーの普及により、最近では、喋るデバイスも増えています。そのような喋るデバイスの声を、変換することが可能になります。
アメリカでは家電に音声アシスタントが標準でついているのが当たり前になっていますが、一人で過ごしていても好きな声に囲まれているというのは嬉しいでよね。

・VTuberのように、動画を配信する人の声を変換する
いわゆるバ美肉おじさん向けですね。男性が女性キャラクターになることや、あるいはその逆も増えています。より手軽にキャラクターになりきることが可能になります。

・VR空間でリアルタイムなコミュニケーション
VRChatのようにVR空間上でコミュニケーションをすることも増えています。そういった場合に、よりアバターになりきったり、匿名性を高めることができます。
個人的には、誰でもアバターをもつのが当たり前の時代がくると思っています。

・映画、ドラマ、アニメの吹き替え
映画や海外ドラマを見ていて俳優と声優の声のイメージが合わないということはないでしょうか?
そういった時にも、オリジナルの俳優の声はそのままで日本人の声優さんが吹き替えをするということも可能になります。

・亡くなった人の声を再現する
亡くなった声優さんの声でアニメを作ったり、亡くなったアーティストのライブをすることも可能になるかもしれません。

エンタメ要素が強いですが、他にも医療分野への応用も考えられます。
声質変換の利用用途は挙げればキリがありません。

我々はこのように声を自由に選べる世界というのを実現するために日々活動しています。
他にも面白い利用用途があれば教えてもらえると嬉しいです!

株式会社voiceware
代表取締役CEO 田村一起
http://voiceware.co.jp/

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