密葉フウカ

被写体/うつ病/夫と保護猫2匹と暮らしています

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最近の記事

See Me

「See Me プロジェクト」 これは私が写真集をつくったプランである。 「Mon trésor」というランジェリーフォトサービスを提供しているスタジオのプランの一つで、自分だけの写真集が作れる。 作った写真集は自分だけのものにしてもいいし、販売することも可能である。 私もこのプランで写真集を作った。 なぜ写真集を作ろうと思ったのか。 理由は大きく分けると2つ。 ①被写体をやってみたかったから ②うつ病の自分と向き合いたかって自分を赦したいと思ったから ①については長年

    • BUCK-TICKと私

      BUCK-TICKの櫻井敦司さんが旅立った。 10/19の公演中体調不良で病院に搬送されそのまま、ということだそうだ。 現実を受け入れられない、嘘だと言って欲しい、そんな思いと悲しみとで、神経が過敏になってしまった。 私は10代の頃に友人を亡くしているが、その時の気持ちにとても近いものを感じている。 BUCK-TICKを好きになったきっかけは、夫(結婚前)に出会ってからである。その時まで知らなかったのかというと、そういうわけでもない。音楽雑誌などで名前を見たこともあったし、

      • おやすみ

        被写体をお休みしています。 理由は色々ありますが、端的に言うと大好きなはずの撮影で精神を消耗してしまったからです。 「撮りたい」と「撮らなきゃ」が分からなくなってしまいました。 写真も撮影も好き、なのに物凄く疲弊する。 悪いことは続くもので、撮影時にかなり大きなトラブルにも巻き込まれました。 パニックも起こしてしまい自分で自分が制御できなくなりました。 「一旦撮影をストップしよう」 私と夫で話し合って決めました。 辞めたいとは思っていません。寧ろ辞めないため、今後も続けて

        • 密葉フウカが生まれた日

          先日都内で撮影を行った。 衣装は念願のセーラー服。 セーラー服は神聖な服であるというのが私の信条なのでしっかり撮影したかった。 (セーラー服に限らず制服というものが神聖であると最近は思うようになってきた) セーラー服って、年いくつなの!?とか思うかもしれないがどうかそこは突っ込まないでいただきたい。この年齢になったからこそ、強い意志を持てるようになったからこそできた撮影である。 これからもまた違ったコンセプトでセーラー服の撮影が出来たら嬉しい。 Instagramに「地下出

          きみはどこにもいない、だけど

          ※この記事は私の過去、そして最近報道されたニュースに関して触れています。 ※自傷や自死についても述べます。不快に思われる方はスルーしてください。 ********************************************** タイトルは私を救ってくれたアーバンギャルドの「粉の女」のワンフレーズです。 読んでくださる方は↓スクロールしてくださいませ。 最近報道されたニュース、留学していた男子学生が海辺で見つかった。それも、とても残念な形で。 本当に悲しくてや

          きみはどこにもいない、だけど

          ポートレートモデル

          なぜポートレートモデルをはじめたか。 随分前に同じようなことを書いたかもしれないが改めて端的に書き出してみると次のようになる。 ・10代の頃にポートレートを見て自分もやりたいと思ったから ・↑のやりたいという気持ちは何歳になっても消えなかったから ・どんな人でも見た目でも年齢でも性別でも美しいし、なりたいものになれるということを自分自身に証明したいと思っているから 以上の3つである。 今日は特に3つ目について述べていきたい。 何度かInstagramやTwitterで発信

          ポートレートモデル

          特別展「毒」

          毒を以て毒を制す 毒にも薬にもならない そんな言葉が存在するように、 特別展「毒」に行くまでも私達にとっては毒は遠い存在ではなかったはず。 だけど、特別展「毒」に行くとよりそれを感じられる。毒とは何か、から始まり、様々な毒があること、毒に耐えること、毒と共存すること、あらゆる面から「毒」を考える。 とてもボリュームのある展示だったので正直物凄くエネルギーを消費した。 個人的には毒そのものも勿論ロマンだが、毒の研究のためにホルマリン漬けにされた生き物たちや、採取され標本にさ

          特別展「毒」

          ポートレートモデル

          これまで私は接客業、事務職を経験してきた。 どちらかといえば責任感が強い方だと自負していた。仕事は受け身ではなく自分で取りに行くものだし、周囲に気を配るのも仕事のうちだと考えていた。 結果、うつ病になった。 働かなくてはならないということが強迫観念になり、休職中も退職してからも次の仕事に繋がるよう資格の勉強をした。ひとつはスクールに通う途中パニックをお越し電車に乗れなくなり、結果として出席日数も足りなくなり、退学。もうひとつは、これは正直試験の協会やネットの情報にも悪い点

          ポートレートモデル

          赦せるように、愛せるように

          私は去年うつ病と診断され、休職→今年3月に退職、現在も本調子ではないので働かず、通院と服薬で治療を続け、家のことや資格の勉強をできる範囲でやりながら、夫と猫2匹と暮らしている。 うつ病とはっきり診断されたのは去年だが、思えばその兆候は10代の頃からあったと感じている。 未だに覚えているのは、高校入学のとき、確か入学式が終わって最初の授業が始まる日の朝、家で涙が止まらなくなり、母を困惑させてしまったことだ。駅に行かなくては、電車に乗って学校に行かなくては、と頭ではわかっている

          赦せるように、愛せるように

          ボストークとマルス

           いつか猫を迎えたい、もし迎えるならその時は保護された子にしよう、と夫とは結婚前から話していました。そして昨年ついに猫を迎えました。黒猫のボストーク、キジ白のマルスです。猫の日ということで、我が家の猫たちについて書いてみようと思います。  2匹とも男の子ですが、本当の兄弟ではありません。元々ボストークと、もう一匹女の子の猫を引き取る予定でしたが、その猫ちゃん(♀)があまり人慣れしていなかったため、保護主さんからの提案でマルスが一緒に来ることになりました。猫ちゃん(♀)もかわ

          ボストークとマルス

          自己紹介

          こんにちは。ストレイキャットと申します。 地方都市に夫と保護猫2匹と暮らしています。仕事はしていましたが、うつ病と診断され今は休職中です。 猫の名前は、黒→ボストーク(呼ぶときは愛称でボス)、キジ白→マルス(こちらは呼ぶときもマルス)、2匹とも男の子で、ボストークの方がちょっとだけお兄さんです。 猫のこと、日常生活のこと、時々はうつ病のことを書いていけたら、と思います。