【No. 1173】バカになれ

先日、娘の友達のパパ友4人と飲みに行きました。一人のパパが、記憶を飛ばすくらい飲み過ぎてしまいました。

そのパパの粗相を見て思ったのですが、酒に飲まれたときのように恥も外聞も捨ててバカになれるといいですよね。

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日常生活の様々な場面で恥ずかしいという感情が妨げになっていることがたくさんあります

何か新しいことにチャレンジするときもそうですし、笑いをとろうとするとき、英語を話そうとするときもそう。

例えば英語だと、個人的に思うのは、恥ずかしがってモゴモゴするから話せないのであって、知っている単語を並べて恥ずかしがらずに口にすれば話せるだろうと思ってしまいます。

英語だと単語を知っているかどうかの違いもあるので一概には言えませんが、

日本語で笑いを取っているような人たちは、恥ずかしいという感情を感じないように見えます

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もし恥ずかしいと言う感情が妨げになっているのであれば、酒に飲まれた無礼講な状態は、ある種の理想形のようにも思えます。

今回飲み過ぎちゃったパパ。年上のパパに「嫌いだ!」と言ったり、隣のパパの服の中に手をつっこんでお腹を触ったり、僕には「おい、ハゲ!」とオデコをペチペチしたり笑

そんな粗相を見て、みんなで笑ってたんですよね。

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飲みの席が苦手な人はそういった粗相を不愉快に思うのかもしれませんが、僕はけっこう好きでして、

おもしろい人だな
こんな酔えるくらい気を許してくれてるんだな
この場をこんなに楽しんでくれているんだな

などと嬉しくすら思えます。それにちょっとかわいいじゃないですか。

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もっと言えば、僕が思うに、飲みすぎてしまった人を悪く言う人は少ない気がします。ケースバイケースですし、酔いの度合いにもよりますが、少なくともプライベートな飲み会では、飲みすぎてしまった人を見てみんな楽しんでいるように思います。

その後ひとりで帰れなかったり、帰り道でさまざま迷惑をかける人はダメですが、限られた場で失言する程度なら受け入れられているように思います。

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とするなら、あれくらいハメを外すと、恥ずかしいという感情が足かせになっている場合に、突破口となりうるかもしれません。

残念ながら(?)僕は、記憶を飛ばす前に気持ち悪くなって寝てしまうので、真似はできませんが、

どのくらいハメを外せばいいのか、酔っている人をベンチマークにすることができそうに思いました。

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だから、飲みの席でハメを外しすぎることができる人を、個人的には少し羨ましいと思うこともあります。

日常生活でシラフでも、そういう人を基準に、恥ずかしさを捨てていけるよう訓練してみても良さそうです。

とはいえ、飲みはほどほどにね。


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