【No.1175】心の距離

弾丸で帰省しました。

実家のある名古屋まで、新幹線で1時間ちょっと。最寄りの新横浜から名古屋まで、一番早いのぞみだと1駅です。近すぎて笑っちゃいました。

名古屋駅から実家まで距離がありますが、ドア・ツー・ドアで3時間。やっぱり近い。

なのに、久しぶりの帰省なんですよね。実際は1年ぶりの帰省ですが、祖母には2年以上会っていないように言われました。

物理的な距離より、心理的な距離が問題であるように思いました。

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「近そうでまだ遠い大阪」。ドリカムの『大阪LOVER』のフレーズがまるまる当てはまりますね。文脈的にちょっと意味は違いますが。

3時間なんて、とろうと思えばいつでも取れる時間です。往復6時間としても、丸1日あれば行けます。でも、行けてません。

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原因は、やはり忙しさという名の「言い訳」だと思います。私たちはよく、「忙しい」という言葉を盾にして、大切なことから目を背けがちです。まずは仕事があります。僕は仕事を楽しんでいますが、同時に生活のためという理由もありますから、言い訳として出やすいでしょう。

僕は二児のパパでもありますから、家族4人で帰省となると、一大イベントです。なかなか準備やら動くのやら大変。腰が重くなります。あとは、なにより、金銭的な理由ね。家族で新幹線移動は気合がいります。

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心の距離は物理的な距離よりも縮めるのが難しいのでしょう。家族というのは不思議なもので、近くにいても遠く感じることがありますし、遠くにいてもとても近く感じることもあります。

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家族との時間を大切にすることの重要性を改めて感じたこの帰省。私たちの日常は忙しく、時には互いの存在を当たり前と感じてしまうこともあります。しかし、この距離感が、かえって心の距離を広げているのかもしれません。心の距離を縮めるための努力が必要です。

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今回の帰省は、自分自身への戒めともなりました。家族との時間は、お金では買えない価値があることを、改めて実感しました。そして、家族との絆を深めるためには、ただ時間を共有するだけでなく、心を開いてコミュニケーションを取ることの大切さを痛感しました。

ドリカムの『大阪LOVER』では、遠距離恋愛中の女性の方から恋人の男性に同居をせまる内容。実家に対してだって、自分から距離を詰めようとしないと縮まらないものですよね。


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