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日本人の生き方のバイブル「教育勅語」とは?(中編)ー先生のための『和の国・日本国』講座⑭ー

こんにちは。りたろです。

自らの持ち味を社会に貢献する「『和』の学級経営」を軸に発信しています。


今回も、引き続き、

「先生のための『和の国・日本国』講座」という主題のもと

「教育勅語」に焦点を当て、

先人たちが積み上げてきた生き方の極意

を学びながら、

『和の国・日本』とは何か?を考えていきたいと思います。



【今日の内容】
日本人の生き方のバイブル「教育勅語」とは?(中編)~先生のための『和の国・日本国』講座⑭〜
 
「天皇と国民との絆」にこそ、「教育の根本」がある!【導入部】



前回の記事では、


「明治維新」の影の部分を見直し、

日本の大天才たちが悩みながらも

明治天皇とともに作り上げたものこそが

「教育勅語」である。


というお話をしてきました。


それでは、

いよいよ本題。


荒廃していた日本国の教育を立て直し

一気に日本国を経済大国にまで発展させた

明治天皇のお言葉であり、

日本人の生き方のバイブル

「教育勅語」の内容を

学んでいきたいと思います。




「天皇と国民との絆」にこそ、「教育の根本」がある!【導入部】



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「教育勅語」は、

大きく分けて


【導入部】【本文】【まとめ】


の3段構成になっています。



では、

明治天皇がどのような想いで

「教育勅語」をまとめあげたのか?


【導入部】から見ていきましょう。




朕惟うに、


まず、

この「朕(ちん)」とは

「天皇」自らが「わたし」というときの一人称です。

つまり、

「明治天皇」が思ったことが書かれていることを

示しています。


次に、2つのことを具体的に思ったと言っています。


まずは、


我が皇祖皇宗、国を肇むること宏遠に、徳を樹つること深厚なり。


皇祖=神武天皇 (日本国を建国した人)

皇宗=歴代天皇 (日本国を途切れることなく存続させてきた人)

をそれぞれ示しています。



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日本国は、

令和2年で、建国2680年。

2000年以上途切れることなく一つの国が続いてきました。


世界190か国以上ある国の中で

現存する最古の国家は「日本国」です。



では、

なぜ日本国は2000以上存続することができているのでしょうか?


それは、

「いい国」だからです。

いい国だからこそ、

国民から愛される国だからこそ、

国が続いてきたのです。



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では、

初代・神武天皇はどのような想い(大御心)で建国したのでしょうか?


それは、

どうしたら戦争に明け暮れている国が平和になるのか?

どうしたら民が豊かになるのか?

どうしたら人々が協力し、いい国を創っていくのか?


「奪い合えば足りなくなる。分け合えば余る」


戦いをやめよう。

人を傷つけるのはやめよう。

みんなで助け合おう。

みんなで豊かになろう。


「国民の幸せを実現するために天皇がある」


国民のために天皇があり

国民のために国家があり

国民のために政治が行われる。


つまり、

世界最古の『国民国家』です。


この建国の精神

歴代天皇に代々受け継がれてきました。


そのような歴代天皇はすばらしいと言っています。



つぎに、


我が臣民、克く忠に、克く孝に、億兆心を一つにして世々厥の美をなせるは、


歴代天皇は、すばらしい。

でも、すばらしいのは天皇だけではない。


「国民」もまたすばらしかった。

と言っています。


いくら神武天皇が崇高な理念を語ろうが、

それを国民が理解して、支えなければ

成立もしない。


しかし、2000年間。

一度も緩むことなく、

国民みんなで手を取り合い、

皇室を支えてきたのです。


国民は

忠誠をつくし、

子が親孝行をするように

天皇を親のように天皇に尽くし、

2000年間

心を一つにして「日本国」を創りあげてきた。


「天皇が国民を愛し、国民が国を支える。」


このような「国体」(国の根幹)は美しい。

と言っています。


此れ我が国体の精華にして、教育の淵源亦た實に此に存す。


天皇と国民による

「君民共治」による国づくり(国体)は

2000年間、

まさに昇華していき

完璧なものになってきている。


教育の根本もここにあるのではないか。

と言っています。


先人たちが学び、

その学びをいかし、

生活を営むことで

今の日本が紡ぎだされてきたのだから、


先人たちが

「何を軸にして生きてきたのか?」

「どういうものを正しいと思って生活してきたのか?」


先人たちの紡ぎだしてきた

2000年の歴史をみることで

「人間としての正しい生き方」を見出すことができるのではないか。


「先人たちが大切にしてきた生き方」

ここに「教育の根本」

「修身・道徳教育の根本」があるはずなんだ!!


と言っているのです。



ここまでが、「導入部分」です。



もう早く内容を詳しく知りたくなってきましたよね?




次回の記事で、

【本文】【まとめ】の内容をまとめていきたいと思います。




これまで、
「日本はいい国だ!」というと
軍国主義者と言われたり、
危険思想だと思われたりしていました。


しかし、

2011年3月11日

東日本大震災を契機に外国から注目されてから、潮目が変わりました。



じつは、わたしたちが住んでいる『日本国』はすごい国なんです!!

まだまだ、
歴史の闇に埋もれてしまった「真実」が
たくさんあります。


「日本を知ることは、
       『自分のルーツ』を知ること」


わたしたちの生まれた国をもっと学びませんか?

そして、子どもたちに伝えませんか?


自分の生まれた国を誇りに感じることは、
きっと自己肯定感とか自己効力感につながるはず。


一緒に、『和の国・日本』を楽しく学びましょう!




最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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