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なんでウチは、indeedを使っても応募が来ないのか?①

こんにちは。

全国の中小企業様にて人財開発関連のお手伝いをしている、しがない社畜コンサルです。これまで100社近くの企業様にて、社員の採用や定着、育成の相談とそのコンサルティングを行っています。

現在でも30社近くのお手伝いをしていますが、
今回は「中途採用」に関する話を勝手に書いてみます。

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近年は、中途採用と言えばリクナビ・マイナビやはたらいく、タウンワーク等々、紙だけでなくWebを主戦場として展開することが当たり前になりましたね。

ただ、どの媒体も流行すれば利用者以上に掲載側企業が一気に増えるため、リクナビなんかも出したところで応募が来るかどうかは博打…みたいな状況が続いていました。

そんな中、求人媒体ではなく「求人検索エンジン」という上位概念が、10年ほど前からアメリカで出現・世界的にも流行することとなりました。

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その中で、
リクルート社が買収した「indeed」に私たちが注目し始めたのが、今から2016年頃…

主に、当時から人不足が深刻な「物流会社」や、人=商品に繋がる「人材紹介・派遣会社」向けに、有効なツールの一つとして活用を始めたのがきっかけでした。

当初は、indeedを導入・活用するだけで、驚くほど応募が集まる!ということで、どこのクライアントでもほぼ100%成果が出る、魔法のツール扱いを受けていました。

ただ、indeedを(有料で)使うだけでは芸が無く、人口の多すぎる首都圏・逆に人口の少ない地方にある中小企業では効果が出づらい傾向にもあったので、導線以外の強化も併せて提案していきました。

考え方として、
求職者の検索「導線」indeed
求職者の閲覧「受け皿」採用特設サイト(求人情報)
この両輪を整備し、運用することで初めて採用(集客・応募)が出来るとし、実際に多くの企業で応募数が10倍~100倍なんて結果が出たものです。

そもそも、求人=ハローワークだけ、なんて企業が、ご相談を頂く中小企業では圧倒的大多数だったのですが、彼らが求めるのは「若手人材」…そりゃ、正しくリーチできてないわけで。

世は大スマホ時代(ワ〇ピース風)

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ヒマな時間・空き時間にスマホで探して、出てきたものをサラーっと読んで、気になったものをチェック…という動きが、求人に関わらず購買行動の一部として一般化しています。

なので、スマホで見やすい自社求人媒体を整え、indeedというSEO上位の導線に載せ、求職者に届けるという非常に合理的な提案をしていたわけです。

実際、これまで月に1件も応募が無かった不人気職種・業種の会社で、年間200人近い応募・30名を超える採用を叩き出しています。

時代の波・傾向に沿うことが如何に大事か
人々が求める情報が何か把握・PRすることが如何に大事か
③企業ファーストではなく求職者ファーストで考えることが如何に大事か

採用もマーケティングだ!ということですね。
商売をやるときに考えるコトと同じわけです。

正直、今でもこの「導線と受け皿」の考え方自体は間違っておらず、中途採用を強化する際には基本中の基本としてまず最初に整備します。

ただ、最近は、上記のような「indeed×採用サイト」だけでは、結果が出づらくなってきています。。。

理由は明白で、
①indeedへの掲載社数が爆発的に増えた
⇒CM打ちまくり、indeedの営業がめっちゃ強化されているため…
②そのせいで、有料広告の単価が爆上がりした
⇒2年で4倍くらい(50円/クリック⇒200円/クリック)上がった…
③「indeed運用×採用サイト制作」パッケージで、売り出す会社が増えた
⇒運用も制作もレベルが低く、質の悪い求人が増加=単価上がる…

とまぁ、グチになってしまうレベルですが、カンタンに言って上記の理由が挙げられます。

indeedを使うだけでは、結果が出ない。

出ないのはもう当たり前なんです。だって、掲載求人数が増えすぎて、

ただハロワに求人出しても、
ただリクナビに求人出しても、
応募が来ないのと同じコトになりつつあるんだもの。

人が来ない中小企業は不安よな…
社畜コンサル、動きます。

というわけで、

・indeedを活用しても応募が来ない理由
・どうやったら応募が来るようになるのか
・そもそもどういう考えで設計すべきなのか

次回から色々ポイントをまとめていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願いします(*- -)(*_ _)

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