こんにちは、猿田信司です。

子供の頃、私の家は貧乏でした。

食事といえば、家で食べるもの。

家族そろって外食、なんてなかったですし、
母がこっそりラーメン屋さんか、
うどん屋さんに連れて行ってくれるくらいでした。

我が家のソースはとんかつソース

我が家でソースというと、
ドロッとしたとんかつソース
しかありませんでした。

子供の頃からそうだったので、
私はとんかつソースのことを
ソースと言うんだと思っていました。

コロッケにかけるのも、
とんかつソースでした。

「なんか合わないな」と
子供心に感じていましたが、
そんなもんなんだろうと思っていました。

真実を知るのは、社会人になってからでした。

就職してから

高校を卒業し、就職してからは、
自分で食事を用意するか、
外で食べるかしかありませんでした。

最初は寮住まいだったので、自炊もできないので、
お店で食べるか、何か買ってきたものを
食べるかしかありませんでした。

一人で、お昼ご飯を食堂で食べていた時のことです。

独り昼ご飯にも慣れてきて、食堂に置いてあった、
しょうゆやソースを使うようになりました。

たしか、コロッケにソースを
かけようとしたときのことです。

私が知っているとんかつソースと違う、
サラッとした液体が出てきました。

「あれ？しょうゆと間違えた？」

まぁいいか、と思って食べると、
しょうゆとは違う味です。

とんかつソースとも違う味。

私がウスターソースを初めて知った瞬間です（笑）

とんかつソースは合わないと思っていた
コロッケがめちゃめちゃおいしい！

それは、とんかつ用のソースなんだから
コロッケには合わないですよね（笑）

このことを知ってから、
「やはり我が家は貧乏だったのだな」
と、痛感しました。

後に、実家にウスターソースを
買って持っていったことがあるのですが、
使われることはありませんでした。

最後までお読みくださり、
ありがとうございました。