見出し画像

和菓子が文化庁の登録無形文化財に認定されました‼️

10月12日に和菓子が文化庁の登録無形文化財に認定されました。

では詳しくお話ししてみましょう😄     

① そもそも文化庁の認定する文化財って?
② 指定と登録の違い
③ 和菓子の何が認定をうけたの?
④ 認定されたらどう変わる?
⑤ 認定の保持団体とは?

 ① 文化庁の認定する文化財って? 
これは我が国で長い歴史のなかで生まれ今日まで培われた建物や美術、技術、生活、習わしなどを保護する目的で「文化財保護法」を制定。
そこには、建物や美術品などの有形、能や歌舞伎などの無形に分かれます。

 ② 指定と登録の違い
指定は、歴史、芸術、学術上で重要で価値が高いものに認定されるもので、最重要なものには「国宝」とされます。
有形、無形とあります。「人間国宝」もこの部類に入ります。手厚い支援が国よりありますが、規制も厳しくあります。
登録は、指定よりランクは下がります。
支援が薄いですが、規制は緩やかでいろんな文化財を広く守って行こうとするものに認定されます。

 ③和菓子のなにが認定されたのか?
今回認定されたのは「菓銘をもつ生菓子(練り切り、こなし)」です。
練り切りとは白餡に餅やつくね芋をつなぎとして成形しやすくしたものです。

こなしとは、白餡に餅粉や小麦粉などを揉み込み蒸して捏ねたもの(こねるからこなしと言われています。)京都の「京こなし」など有名です。
お茶席などで使われる生菓子ですが、必ず菓銘がつきます。
花鳥風月を題材に形、色、味そして菓銘でお客様に想像して頂く日本人の感性を表していると
思います。

 ④認定されたらどう変わるのか?
海外での文化交流会やワークショップでより興味を持って見ていただけることや職人も文化の担い手として技術や知識の向上への期待があると思います。後継者がいなくて廃業する和菓子屋さんも多く、年々減っていています。
業界が少しでも盛り上がり、若い担い手がふえたらいいですね。

 ⑤認定の保持団体とは
優秀和菓子職会が保持団体となります。
この団体は「選・和菓子職」という認定試験を合格した者だけが所属できます。
1次試験、2次試験とあり結構な難関な認定試験です。
僕は今年の夏4度目に挑戦して2次まで行ったのですが不合格でした😭

帰りに「8度目で合格した人もいるから頑張ってください。」って
この記録を更新しないよう次回に向けて頑張ろうと思います!

最後までお読み頂きありがとうございます❗️
少しでも和菓子にご興味頂ければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?