シブヤ大学講師

久しぶりにリアルの場でした。

前回「継承」をテーマに

わたしが継承しなかった側

そしていつもお世話になっている継承した側は里見さん。

実は継承しなかったのがなんか悪いことしてるみたいなバイアス感じていたんです。すごく嫌だったんです。

今回も同じ「継承」をテーマに。

こちらもご縁ある金丸さん。

実家の農園を継承された方です。

最初は継承してつらかったみたいで

その後家族のことなどいろいろなことが起きていき

現在はいまの仕事をとても楽しくやれている方です。


主体性をもち、行動をされている姿は以前から共感をもっていたんですが。

ここまでのストーリーが聞けてとても面白かったです。


今回を通して

自分は幸せだったんだということに気づきました。

それは金丸さんは突然お父さんが病気になり

なにも考えることなく継承することになりました。


わたしの場合は

同じく父親のケガはありましたが

代理住職という期間をいただきました。

疑似体験というか

逆にその経験がさらに悩みを大きくしたことも事実ですが


参加者さんから頂いた質問でいままで考えたことなかったものがあったんです。

それはわたしの父親は継承のときにどう思っていたのか。


父親から直接残念ながら聞いたことなかったんですが

わたしの父親もすんなり僧侶になったわけではありません。

わたしが生まれたときは有髪で違う仕事をしていたみたいです。

しかも次男なので。別に僧侶にならなくてもよかったんです。

きっといま思えばいろいろ悩みはあったんではないでしょうか。

そういえば母親から以前父親は社長になるって言ってたと聞いたことがありました。


だからわたしは一度も僧侶になれなんて言われなかった。

いま思えば父親は自分の経験からだったのかもしれない。

むしろやりたいことやれって感じでした。


亡くなってから悔しいけど

父親のイメージが嫌なものではなくて

むしろ彼なりにわたしのこと愛していたんださえ思うんですよ。


そうそう。

今回のテーマである「継承」

あなたはどう思ってますか。

わたしは関係ない。

一部の人とか思ってないですか。

全然自分事ですよ。

だってあなたのその存在は親からのDNAを継承している訳ですから。


わたしが以前主催していた死生観カフェでは死をテーマに話していますが

それに匹敵するくらいとても大切なテーマの一つに

今回の「継承」ってあると思いました。

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