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いまわたしが一番つたえたいこと

あなたにとって

今、一番目の前に伝えたいことはなんですか。

わたしは「ぜひ自分らしく生きてほしい」ってことです。

特にいまなにかを継承することで悩んでいるひとへ。

継承することはあなたにとってとても嬉しいことですか。

継承後も自分らしく生きられますか。

そして幸せを感じ、ワクワクしますか。

わたしの実家は地元にある約1500年の古刹寺院でした。

父親は第53世。

わたしはとても悩みましたが結局継承しませんでした。

一時は自分の気持ちに嘘をついて

親、檀家など周りから受けるものへ
押しつぶされそうになるも最後は崖っぷちで決断しました。

最後の決め手は

「なにが自分にとってワクワクすることなんだろうか」との問いでした。

実家の第54世になること。

もしくは元僧侶になり、生と死に近い位置にある医療福祉の世界に身をおくこと。

わたしは後者でした。

どちらが正しいのか。悪かったのか。

成功だったのか。失敗だったのか。

こればかりはわかりません。

しかしいまは全く後悔していません。

だからこそ

継承で悩むひとへ声を届けたいんです。

確かに日本的には

古き伝統あるものを継承していくことは

ときには美的であり

誰でもできることではなく、とてもすばらしいことだと思います。

しかし

その一方で

じぶんの気持ちも本当に大切にしてほしいんです。

本当に継承することがあなたにとってワクワクすることであるのであれば、それはそれで良いと思います。

ぜひその道を精進されてください。

でももしワクワクしない。

本当はこれをやりたい。

違和感がある。

わたしのように自分との乖離を感じるのであれば

その気持ちをぜひ大切にしてほしいんです。

ぜひそんなあなたに向き合ってほしいんです。

その結果、継承せず

道を終える。畳む。終う(しまう)というのも

わたしはありだと思っています。

それはそれで運命ではないだろうか。

なにより
きっとあなたは後悔しないことでしょう。

あなたに残された人生はどれくらいあるか誰もわかりません。

だからこそ後悔はしてほしくないんです。

あとこんな問いも当時浮かびました。

「あなたの子供が自分の気持ちに嘘をついて、継承している。それを知った親であるあなたはどんな気持ちになるだろう?」

わたしにはいつも頭に残る言葉があります。

それはある漫画の文章です。

『キャプテン翼』にこんな場面が出てきます。

翼くんの永遠のパートナー、ゴールデンコンビ

岬太郎くんの父親の言葉です。

「やらずにくやむよりはやってくやむだな」

岬くんの父親は画家。

当時次に描くものに迷っていました。

そして、いつか富士山を描きたいと思っていました。

そんなときに、息子が翼くんのいる日本代表に戻るか戻らないか

迷った上で迷いながらチームに合流して活躍する姿を見て

お父さんは決心する気持ちを伝えるシーンです。

ときおり

じぶんはこの言葉が頭に浮かびます。

「やらずにくやむよりはやってくやみたい」

人生これからもいろいろな選択する場面が訪れることでしょう。

きっとこれからもなにかをやっていく。

ときには失敗することもあるかもしれない。

それでもやはり

やらない後悔よりもやってから後悔したい。

やってからの後悔は後悔ではない。

きっといつかやって良かったに変わるときがあります。

それをわたしは大切にしたい。

いま継承で悩んでいるひと。

ぜひ頭に入れてほしい。

今一度考えてほしい。感じてほしい。

その継承はあなたにとってワクワクすることですか。

きっと答えはシンプルなんだと思います。

悩むときは自分が自分で難しくさせていることが多々あります。

そんなときこそ

問いはシンプルで良いのではないでしょうか。

あなたらしく、あなたの人生をワクワクしながら生きてほしい!

わたしはそう願っています。

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