一生分じゃ追いつかないカルチャー

そうして、大阪の夜はいい感じのバーでお酒にしばかれ(キウイのカクテル美味しかった...)早朝のひかりに乗って博多へ。起きれてよかった。

新幹線といえば、東京⇆新大阪間しか乗ったことがなかったので、はじめての西の風景にワクワク...

のつもりが、前日のお酒と寝不足でぐっすり。

気がつくともう小倉の辺りまで来ていて、窓から赤い観覧車が見えた。もうすぐ博多だ。

沖縄料理×カレー

そしてなぜ早くから来たかというと、格安券が朝早い時間にしかなかったのと、お昼にカレーを食べるためだった。

沖縄料理とスパイスカレーの掛け合わせ。これが食べてみたかった。(しかしなんで福岡?)

スパイスカレーを作ることは、料理としてのおいしさのファクターにプラスして、それぞれの作風やテーマみたいなものが見た目や味、伝播して空間にも強く作用してる。食べるアート作品だとおもう。わたしはカレー界隈のそういうところがすき。だから今回も、沖縄料理と掛け合わせるというところになんかビビっときたのだ。

この日のカレーはミミガーキーマ。ミミガーの食感が楽しい。そして、驚いたのはこの卵のスープ。「どこまでをカレーと呼ぶか」問題は往往にしてあるけど、これは前情報なしで食べたらカレーじゃないと脳は判断するとおもう。卵とダールの入った冷たい和出汁。でも、ダールを使うのはカレー的だしマスタードシードも入ってる。でも美味しいし、カレーと合う。なんなんだろう。アイロンかけたてのシャツのような、パリっとした食感のご飯にも紫蘇が和えられていて、スパイスの枠を超えて純粋に料理として楽しんで作っている感じ。

沖縄というルーツは強いカルチャーだなと思った。たとえわたしが今からどっかの島に新しい国を作って繁栄させたとしても、食の風土を生み出すには何回輪廻しないといけないだろうか。そう考えるとなにかとの組み合わせは早い者勝ちだし、人生一回カウントでいけばかなり有限なことなのかもしれないな〜。



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