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藤井七冠がタイトル奪取!史上初の八冠に


将棋の八大タイトルの1つ、「王座戦」五番勝負の第4局が京都市で行われ、藤井聡太七冠(21)がタイトルを持つ永瀬拓矢王座(31)に勝ちました。
この結果、3勝1敗で「王座」のタイトルを奪取し、将棋界で史上初となる八大タイトル独占を達成しました。

王将、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖を併せ史上初の全8冠制覇を達成した。将棋界のタイトル独占は1996年の羽生善治九段(53)の7冠以来4人目。21歳2カ月での8冠は羽生九段の7冠達成時(25歳4カ月)より4歳以上も若い偉業達成となった。

■わずか7年で…前人未到の「八冠」

最年少、14歳でプロデビュー。

藤井さん(当時14):「竜王や名人といったタイトルをいずれはとりたい思いが強いのですが。まずはやっぱり自分の実力がまだまだ足りないので。そこをもっともっと上げていくっていうのが、当面の目標として頑張っていきたいと思います」 

わずか7年で前人未到の「八冠」まで駆け上がりました。

藤井八冠:「全冠制覇というのは本当になんというか、チャレンジできる機会は今後、なかなか来ないかなと思っていた」

号外をもらった男女:「こんな息子がほしい」「大谷と藤井の時代」「そうそう、日本の宝ですよね」

11日、八冠に王手がかかった王座戦第4局。投了寸前まで追い込まれた藤井七冠でしたが、最終盤で一気に形勢が逆転し、138手で永瀬拓矢王座を破りました。

■藤井八冠「面白い将棋を指すのが一番の目標」

11日、藤井八冠の誕生を受けて、日本将棋連盟はホームページに羽生善治会長のコメントを掲載しました。

 羽生会長:「八冠達成、誠におめでとうございます。継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、すべてが合致した前人未到の金字塔だと思います。今後も将棋のさらなる高みを目指して前進を続けられることを期待します」

 師匠にあたる杉本昌隆八段は、「八冠がゴールではない」と、さらなる期待を寄せています。

 杉本八段:「王座獲得、そして史上初となる八冠達成本当におめでとう。どんなに険しい道でも臆せず挑戦し、考え抜いた末に最後は必ず正解にたどり着く。それは、私たちが持っている『人間力』を大事にして、その能力を十全に発揮したからでしょう。全冠制覇も藤井八冠にとってはゴールではありません。これからも自分の信じる道を突き進んでください。期待しています」

 対局後の会見に臨んだ藤井八冠は、次のように話しました。

 藤井八冠:「全冠制覇というのは本当になんというか、チャレンジできる機会は今後、なかなか来ないかなと思っていた。今回、やはり達成できたことはすごくうれしいですし。もちろん、全冠制覇という点では、羽生先生の記録と並ぶことはできたと言えるかなとは思う。羽生先生はその後もトッププレーヤーとして活躍しておられるので。私自身も今後もこう息長く活躍できるようにというのは、一つ目指してやっていけたらなというふうに思います。長い目で見ると、面白い将棋を指すことが一番の目標になるかなと思っております」

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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