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私は、闘えるようになりたい

10月31日。今月で一旦キックボクシングジムを休会しました。本当は10月1日から休会する予定だったのに、手続きが間に合わず今月は継続することになりました。
休会の理由は忙しくなりそうとういう予感です。


キックボクシングは平成29年6月に始めました。

きっかけは、同年5月28日に神奈川県で発生した「川崎市登戸通り魔事件」。私立カリタス小学校のスクールバスを待っていた子どもと保護者が刃物を持った男に次々と襲われた事件です。

当時私は育児休業中で、つけっぱなしにしていたテレビが急に騒々しくなったと思ったら、事件が中継されていました。

呆然としました。

大の大人が子どもを狙ったことへの激しい怒り。
たくさんの人が刺傷したとの情報への恐怖。
リポーターの声とブルーシートや規制線の映像による焦燥。
そして、今まさに腕の中にいる我が子を守るという強い責任感。

すべてがぐちゃぐちゃと押し寄せて、自分の感情に溺れて、ただ茫然とテレビを眺めました。

そして唐突に「闘えるようにならなきゃ」と思いました。
「私が闘えれば子どもたちを守れたかもしれない」と。

もちろん、時間を巻き戻すことも事件現場にワープすることもできません。でも、いつどこで何が起こるかわからないことはよくわかった。
じゃあ私は目の前にいる人、とりわけ子どもを守るために強くなろう、と思ったのです。

これが私が格闘技を始めたきっかけです。

キックボクシングを選んだのは、単にかっこいいからです。
あと、足技も使えた方がいいなと思ったからです。
もし道場が近くにあれば少林寺拳法をしていたかもしれません。少林寺拳法もかっこいいからです。

とにかく、格闘技は手段。
私は、闘えるようになりたいのです。

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