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【すきま教材・ひらがな導入】線引き「へのじかど」「へのじかど星無」 鉛筆の持ち方を教えるのはいつ?

どうも、わかばルームです!ご閲覧、ありがとうございます!

そもそもな話なのですが、線引きの練習を始める段階で鉛筆の持ち方はどうするのか?という問題があります。これは、正しい鉛筆の持ち方をいつ教えるのか?という問題であるとも言い換えられるでしょう。

いろんな考え方があると思いますが、私は、線引き開始の段階で正しい鉛筆の持ち方を教えるようにしています。

線引き以前に、クレヨンでお絵描きしたり、ぬり絵をしたりする段階では、あまり持ち方を問題にしません。描くことそのもののビギナー状態だと、親指・人差し指・中指の三指で物をつまむことが難しくて当たり前ですが、それでも、描くことが楽しいという経験を増やしてもらいたいと考えます。描くことへの興味と自信を育みたいですよね。人生が楽しくなりそうですし。徐々に三指の力がついてくることも考えねばなりませんが、それはクレヨンや鉛筆といった手先の活動だけでなく、身体全体の感覚や動作を楽しみながら磨いていく経験を増やしていくのが良いと思います。急がば回れです。

おもちゃ遊びや物を操作する課題で、完璧にできる必要もないのですが、ものをつまむことがそこそこにでもできないようであれば、線引きの課題開始はまだ先です。一方で、そこがそれなりにクリアできていれば、鉛筆の正しい持ち方を伝えることはできます。具体的な方法については、いつかまたどこかで書いてみたいですが、私の方法云々ではなく、ちょっと研究すればどこかで見つけられるようなことではあります。何通りか方法がありますので、どの方法が良いのか、いろいろ試してみるのが良いと思います。ちなみに、子どもを観察していると、親指と人差し指ではつまむけれども、中指は使えていない場合が多いのですよね。

早急に、鉛筆の正しい持ち方を教える理由は、子どもがオリジナルで開発した間違った鉛筆の持ち方をいったん定着させてしまったら、その後、なかなか正しい持ち方に直すことができず、子ども自身がつらい思いをするからです。また、鉛筆の持ち方は、学習全体に影響を与えかねません。私が観察してきたところでは、正しい持ち方をすると、鉛筆を持った手指の向こうの見晴らしが良くなります。しかし、誤った持ち方のほぼ全ての場合で、自分の手指の陰に向こうの紙面が隠れて、見えなくなってしまうのです。そこが見えないということは、自分の書いている字が見えない状態になります。これでは、きれいに丁寧な字で書きなさいと言っても無理です。それで、その向こうを見ようとして、覗き込むように前かがみになり、姿勢が悪くなります。姿勢が悪くなると、疲れるのが早く、ちょっとした長い学習もしんどくなります。集中力も落ちてしまいます。とにかく、鉛筆を正しく持つだけで、姿勢自体が多かれ少なかれ良くなるように私は感じます。

また、正しい鉛筆の持ち方をしないと、鉛筆の先の可動範囲が限られてきます。書きにくいというだけではなく、ある指を使えていないせいで規則的に一定の方向に鉛筆の先が動かないものだから、必然的に字が傾いてしまい、ある種の癖字となる場合があります。まあ、癖字も味があって良いのですけれどね。あるいは、「とめ・はね・はらい」がやりにくく、なんでこんなことしなきゃいけないんだ…という気分になります。可動範囲ということを考えると、伝統的な正しい鉛筆の持ち方は、実に合理的なものであることが分かってきます。

そんなわけで、教えられる方法があるのであれば、最初から正しい鉛筆の持ち方を教えた方が良い…というのが私の考えなのであります。

●ひらがな書字へと導いていくプロセスで良い助けとなることのある線引きの課題を、様々な難易度のステップでバリエーション豊富に練習できるように考え、このシリーズを作成しました。
●おうちをスタート、ねこちゃんをゴールにして、線を引く課題です。
●ひらがなへの導入を意図して作成しましたが、他の用途でもどうぞお使い下さい。
●規約の範囲内であれば、個人、法人、公的機関、商用、非商用問わずご利用いただけます。
●【ご利用案内と規約】はこちら➞https://note.com/wakabaroom/n/n5d5614f9f0e7
●PDFファイル、A4用紙1枚ずつ、全2教材です。

本教材は有料です。本記事を100円でご購入下されば、「へのじかど」と「へのじかど星無」の2つのファイルを両方、ダウンロードできます。

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