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なぜ老舗旅館がミシュランシェフとイマすき焼きを出すのか?

みなさまはじめまして。
いきなり若旦那です。
慶応4年(明治元年)創業の老舗旅館の若旦那をしています。

毎度老舗旅館らしくない施策をブチかましては女将(オカン)を困らせているワタクシですが、
今回またやってしまいました……

女将



なんと、、、



あの憧れのsio 鳥羽シェフが大和屋本店とコラボしてくれることに……!!!!

最初はこんな冗談のようなwやり取りから始まったこの企画。

その後、何度か鳥羽シェフとやり取りをさせて頂くなかで
本当に我が旅館で鳥羽さんがお料理を考えてくれることに!
(全ワタクシが泣いた。)


なぜすき焼きを出すのか?

さて、鳥羽さんと言えば、ミシュランガイド東京で3年連続で星を取るほどのフレンチ(イノベーティブ)シェフ。

でもでも、ウチは旅館(和食)。

館内に能舞台もあるぞw

はてはて、お料理はどうしたものか……
と話しているウチに
そもそも鳥羽さんとしては料理だけでなく旅館としての感動体験をつくりたい と。
【旅館に泊まる=非日常】を感じる料理を我が大和屋本店で出したいと仰ってくれました。

この時、我々の共通の想いとして生まれたのが【非日常=ハレの日】であり、ハレの日らしいコースを作ろう!と企画が進み始めました。

ステーキ、ハンバーグ、とんかつ、カレー、北京ダック、、、
特別な日に食べる料理は、育ってきたご家庭でそれぞれあると思います。

そんな中、我々に共通していたハレの日のごはんが『すき焼き』でした。

あまじょっぱい割下が最高……

そして、伝統的なすき焼きのフォーマットを元に【鳥羽さんのエッセンス】と【愛媛の老舗旅館らしさ】が掛け合わされ、『究極のすき焼きコース』がつくられました。


旅館とホテルの違いってなんだと思う??

大和屋本店の一室。陰翳礼讃。

家業はバリバリの日本旅館を運営しているワタクシではありますが
実は元ホテルマンでもあります。
(新卒で帝◯ホテルに🏨)

そんなホテル上がりのワタクシが
旅館オーナーとして数年奮闘していて思ったことがあります。

それは【旅館】と【ホテル】ではお客様に対するスタンスが全く異なるということです。

ホテルはコンシェルジュと呼ばれるヒト達がいるように【お客様の要望を打ち返す文化】

それに対して、旅館は【宿主がお客様に提案をする文化】

ホテルは【お客様が主体】なのに、旅館は茶の湯の文化からもみられるよう【もてなす側が主体】となります。

今回、我々大和屋本店と鳥羽さんをはじめとするsioグループが皆さまをおもてなしする宿主となり、究極のすき焼きコースを作っています。

その食べ方はもしかすると差し出がましい部分も多々あるかもしれません。

(卵が3回出てきますw)

それでもコレは我々からお客さまへの自信も含めたご提案になります。
ぜひこの機会に愛媛 道後温泉まで足を運んで頂き、一度このコースをお召し上がり下さいませ。
お料理もそうですが、お泊まり頂く体験すべてを含め、感動させる自負があります。

それでは皆さまに逢えるその日まで。

有限会社大和屋本店旅館
代表取締役専務 奥村 勇太


コースの販売は6/13〜ですが
なんと、クラウドファンディング『うぶごえ』お得に先行予約ができちゃいます!!

あと数日でコチラは終了となりますので
お買い忘れのないように……!!



★★★★★★ご予約はこちらから (2022年6月13日より) ★★★★★★

お食事のみ(夕食)も可能です!
すき焼きフルコース 1名様 16,500円(税込)
ご宿泊はHPより、ご夕食はお電話にてお問い合わせくださいませ。

大和屋本店 HP / 電話 089-935-8880

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