読書感想『本屋さんのダイアナ』柚木 麻子
世界一ラッキーな子になるように…大きな穴と書いてダイアナと名付けられた矢島ダイアナは自分の名前が大っ嫌いだ。
父親はおらずキャバクラ勤めの母親に髪を金色に染められていたダイアナは、自分の名前も周りと違うすべてが大嫌いだった。
小学校三年生になり、彩子と出会うまでは…。
自然なことを好み、本物を求める両親から大切に育てられた綾子は、まるで小説の世界から出てきたような女の子ダイアナに強烈に惹かれていた。
全く正反対だった二人なのだが、実は本を読むことが好きで話せば話すほどお互いに