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ドンキーコング

アーケードゲームより移植

もともと『ドンキーコング』は1981年よりアーケードゲーム(ゲームセンターなどに置いてある業務用ゲーム機)で稼動開始。
1982年にはゲーム&ウオッチに登場した。
そして1983年、ファミコン本体と同時発売となったのが、移植版『ドンキーコング』。
アーケード版では4面ループであったが、ファミコンでは3面に割愛されている。

実は悪役

マリオのペットであるゴリラのドンキーコングは、マリオのガールフレンド、レディを誘拐し、建設中のビルに立てこもった。
マリオがレディーを取り返すというのがその内容。
ドンキーコングといったらジャングルのイメージだが、初代ドンキーコングは都会に現れた暴れん坊のゴリラであった。

舞台となるのは建設中のビルってことなので、足場は鉄筋だ。
マリオは一番下の段からスタートし、ドンキーコングがいる最上段まで登っていってレディを助け出す。

得意のジャンプでゴールを目指せ!

1面ではドンキーコングはタルを投げつけてマリオの邪魔する。
タルはコロコロと転がってくるので、ジャンプして避ける。
ハンマーを取るとほぼ無敵状態で邪魔者を蹴散らせるが、ハンマーを振り回している一定時間ハシゴを登ることはできなくなる。
一応、タイムオーバーもあるし、早くクリアしたときほどボーナス得点がつくので取るか取らないかはそのとき次第だ。

ドンキーコング2面

2面では上下に動くリフトが登場して、それにうまく飛び乗り進んでいく。あまりに段差が大きいところから落ちてしまうとアウトとなってしまう。

3面は鉄筋を支えているボルトをゆるめ、最上階のドンキーコングを落とすというもの。
マリオがボルトの上を通ると抜けるので、すべて抜けばクリアとなる。
でも、ボルトが抜けたところは穴になっているので、落ちないようにジャンプで移動しなければならない。

ドンキーコング3面クリア

3面クリア後はまた1面へと戻るが、敵がパワーアップしている。
それ以降もループし、マリオの残数がなくなるまで続く。

オマージュ

誘拐されたレディ、ピーチ姫に似てますね。
2面に落ちているパラソルとバッグは拾ってゴールするとボーナスポイントになるんですが、ピーチ姫が主役のゲームではパラソルが相棒となって登場しています。
なにより、ワンピースの色がピンクです。

しかし、その後レディーは『ドンキーコング』の続編でポリーンという名で登場します。
『スーパーマリオオデッセイ』で歌唱している、赤いドレスの女性です。
レディがピーチ姫のモデルになったかもしれないですが、別人物のようですね。

そして『ドンキーコング』のオープニング。
この音楽、スーパーファミコンの『スーパードンキーコング』の冒頭で流れる音楽と同じです。
レトロな蓄音機を操作している初代のドンキーコングから、ラジカセもって登場するデジタルなドンキーコングへとバトンタッチをするんです。
ドンキーコング初代登場から13年後の『スーパードンキーコング』。
本当に演出の通り、とんでもない進化ですよ。驚きです。

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