見出し画像

女世界一人旅 国別旅の記録:ロシア

旅の記録を、国別に項目ごとにまとめていきます。

自分自身の体験の整理が主な目的ですが、これから旅する人にとって何か参考になったり、興味を持つきっかけになれば幸いです。

個人的に各国のショッピング情報と犬(野良犬や保護活動)については人より詳しく見てきたつもりなので興味のある方はその部分だけでもご覧ください。

2016年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。

渡航の際はご自身で確認をお願いします。

載せている写真は全て自分で撮影したものです。

訪問都市:
モスクワ
サンクトペテルブルク

滞在期間:
2016年8月(合計8日間)

渡航目的:
ヨーロッパから西廻りで世界一周を計画しており、ロシアは日本でビザ取得が必要だった為最初の訪問国に選んだ。

成田→モスクワに移動する際、中継地の上海で搭乗拒否に遭い、一晩上海で途方に暮れた。(詳細は②交通で後述)

① 街の様子・治安

モスクワ:

ヨーロッパ風の整然とした街並み。

画像1

画像2

船が川を渡っている風景はチェコのプラハのよう。

画像3

観光地として有名な赤の広場や、独特の形をした大きな聖堂が印象的。

画像4

画像5

寒いイメージがあるが夏は暑くタンクトップ一枚でちょうど良い。

サンクトペテルブルク:

街中の建物が大きく重厚で伝統的な作り。豪華。

画像6

画像7

夜もライトアップが綺麗。

画像8

綺麗な川がある。

画像9

モスクワ同様、独特の形をした教会が多い。

画像10

モスクワより寒い。

モスクワもサンクトペテルブルクも治安の悪さは全く感じなかった。

② 交通

・ モスクワ

空港から電車で市内まで行ける。

画像11

市内の移動も地下鉄が便利。

画像12

標識に英語表記が全く無い為、目的地まであと何駅、と数えるか、音で覚えるか、指差しで駅員さんに確認するしかなかった。

画像13

ロシアの地下鉄はものすごく深いところにあり、エスカレーターが急で後ろを振り返るのが怖いほど。

画像14

そして各駅のプラットフォームは宮殿のように綺麗な絵画やシャンデリアで飾られており駅によってデザインが異なる。

画像15

街中では工事をしているところがちらほら。

画像16

冬は雪が降り作業ができないので、夏場に工事するらしい。

・ サンクトペテルブルク

モスクワから夜行列車で移動。

画像17

画像18

モスクワ同様、市内の移動は地下鉄が便利。

画像19

画像20

サンクトペテルブルクから電車でフィンランドの首都ヘルシンキに行ける。

・東京-モスクワ移動時のトラブル 
※ 長いので不要な方は飛ばしてください。

成田→上海は中国東方航空、上海→モスクワはアエロフロート航空のチケットを取ったのだが、上海から飛行機に乗る際に、日本への帰国チケットを持っていないという理由で搭乗拒否に遭った。

事前にロシアのビザセンターに確認し、成田チェックイン時にも片道航空券でも問題無いことを確認していたにも関わらず、アエロフロートチェックインカウンターではダメだと言われ、この飛行機に乗りたいなら今から10分以内に帰国の航空券を買うように言われた。

事前に不要と確認したことを伝えてもダメの一点張り。ロシアビザセンターに電話してもそう言われたら航空会社に従えと無責任な返答を受けた。

上海の空港は出張でよく使っていたのだが、その問題は、(当時は)空港内でFree Wifiを使える場所が無いこと。スタバでさえ中国の携帯番号を登録しないとWifiが使えない。この為、帰国便を手配しようにも価格すら調べることもできず、搭乗予定だった深夜のフライトを逃した。

アエロフロートのスタッフから、明日9時にチケットカウンターが開くからそれまで待機しろと言われる。

モスクワでは初日から現地のホストに泊めてもらう予定だった為、ホストに連絡しないといけない。上海に数名知り合いがいるので何か方法が無いか相談したい。とにかくWifiが必要だった。

空港でSIMカード屋がまだ開いていたので購入しようと窓口に行ったが、動作確認をしたら携帯がバグった。ルーターも作動しない。

残る手段は空港近くのホテルのみ。Wifiありと書いてあっても実際使えるか怪しすぎたが、最後の頼みとして一泊40ドル支払ってSIMカード屋のスタッフと空港からバンに乗りホテルに行く。現地では40ドル出せばけっこう良いホテルに泊まれるはずだが、案の定汚いホテルで、個室だったがドアが壊れており閉まらなかった。でも、奇跡的にWifiは繋がった。

ほっとしたのもつかの間、すっかり忘れていたのだが、中国ではFacebookやGoogleが使えない。でも最初の数分だけは使えて無事にモスクワのホストに状況報告できた。その後日本の家族や上海の知り合いに電話で相談。1時間だけ寝て、空港に再出発。

9時に開くと言われたアエロフロートのチケットカウンターは10時過ぎまで開かず、開いてすぐに問い合わせたら、まず中国東方航空に問い合わせしろと言われる。

今までアエロフロート内でたらい回しにされていた時間は何だったのだろう。次のモスクワ行きのフライト時間もわからぬまま、またターミナル1に移動。

次のフライトが12時にあるということで発券してもらうことに。ただ、モスクワまでの費用は自己負担と言われた。

こうなった経緯を怒りMAXで話した結果、最終的に無料でチケットを発券してもらえた。

結局、日本への帰国便のチケットは無くても搭乗できた。

モスクワの入国審査はスムーズで、無事に入国できた。一年間の旅を通して何番目かに入るくらい精神的に疲れた移動だった。

今後、トランジットで航空会社が変わる移動は、安くても避けようと思った。

③ 人・生活

地下鉄や建造物、お土産などで旧ソ連の面影を感じるが、人々の生活水準は高く、先進国という印象。

画像21

街行く人は全体的に無表情で体も大きい人が多く、ぱっと見ちょっと怖いが、話してみるとみんなとても親切。

画像22

若者は英語を話せる人が少しいた。

赤の広場まで行く時に道に迷い困っていたら、同世代の女の子がけっこう距離があるのに目的地まで連れて行ってくれてそのまま案内してくれた。

④ 食べ物

チョコレート屋さんがたくさんありスーパーでも種類が豊富。

画像23

ペリメニ:
肉や魚を皮で包んだワンタンみたいなもの。
これにサワークリームをつけて食べる。滞在先のホストが作ってくれた。

画像24

ブリヌイ:
見た目は完全にクレープ。中にサーモンが入っていた。

画像25

日本食も街中にけっこうある。

画像26

画像27

画像28

その他ロシアで食べたもの:

モスクワ滞在中ホストに作ってもらった家庭料理。

画像29

⑤ 宿

モスクワ:

カウチサーフィンで偶然日本語ペラペラの同世代の女性と出会い泊めてもらった。

サンクトペテルブルク:

Simple Hostel Nevsky

中心部の大通りに面しており立地が抜群で清潔。一泊約1,000円。

⑥ ショッピング・ファッション

・モスクワ

アルバート通り:

歩行者天国になっており、飲食店や土産物屋が並ぶオシャレな通り。ギャラリーもある。

画像30

プーチンさんがモチーフになったお土産が多い。

画像31

Evropeyskiy Shopping Mall:

モスクワ最大級のモール。Kievskaya 駅すぐ。

グム:

伝統的な高級百貨店。

ハイブランドから電子機器屋、雑貨屋あり。アイスが安い(150円ほど。100RUB)のでたくさん食べた。

画像32

ツム:

グムと並ぶ高級百貨店。

お金持ち向け、伊勢丹みたい。

画像33

Izmaylovo:

大きな民芸品市場。マトリョーシカ等の伝統工芸品はここが一番種類が豊富。

画像34

画像35

画像36

ロシアの宇宙服を着た小さなマトリョーシカを購入。

画像37

画像38

画像39

毛皮製品や、針葉樹で作ったロシアならではの工芸品も多い。

画像40

敷地内でフリーマーケットも開催されていた。

画像41

・ サンクトペテルブルク

街中に屋外の土産物店やかわいいショップがある。

画像42

Udelnaya Fair:

週末に開催されるフリーマーケット。

画像43

日本のフリーマーケットと同様、一般の人がシートをひいて色んなものを売っている。

画像44

ミリタリー系の商品や何に使うのか全くわからないガラクタが目立った。

画像45

画像46

エルミタージュ美術館:

ちょうどロシアのデザイナーSlava Zaitsevの作品の展示をしていた。

画像47

画像48

Galeria shopping mall:

大型のモール。メジャーブランドからロシアのドメスティックブランドまで取扱いあり。ユニクロもあった。

画像49

画像50

⑦ 犬

ペットとして飼っている人が多いが、たまに野良犬も見かけた。

画像51

Sadovod:

モスクワ最大のペット市場。
他に衣料品や日用品も売っている巨大なマーケット。

画像52

画像53

犬猫は暑いなか小さな箱に入れられ、販売環境はとても悪かった。

画像54

言葉が全く通じず直接話を聞くことができなかったが、一度犬の価格を聞いたら日本円で3万ほどだった(恐らく外国人向けの価格で実際はもっと安く販売されているはず)

画像55

画像56

⑧ その他観光地・イベント

・ サンクトペテルブルク

エルミタージュ美術館:

ものすごく豪華な美術館。

画像57

普段美術館に興味が無い人でも、並んででも行った方がオススメ。

画像58

画像59

⑨ お世話になった人

Nina:

カウチサーフィンで知り合った、日本の古典文学を専攻している日本語ペラペラなロシア人女性。

モスクワの自宅に泊めてくれた。

私が滞在したあとすぐ日本文学の研究を進める為にアメリカの名門大学に入学。

Anastasia:

ニナの友達。日本に住んでいたことがありネイティヴ並みに日本語がペラペラな女性。現地の情報を色々教えてくれた。

⑩ 総括

渡航前はロシアのイメージが具体的に湧かなかったが、実際に訪れてみたら生活に不自由しない先進国だということがわかった。

文字はキリル文字で全く読めず、英語が通じないことが多かったが、ジェスチャーを駆使して笑顔で話しかければけっこうコミュニケーションが取れることが判明して自信になった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?