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「不登校」について考えた。ドイツと日本の違い。

先日、
不意に友人が
「そういえばさぁ、ドイツにも不登校児童っているの?」
とLINEしてきた。

そういえば・・・
いないかも・・・??

少なくとも、私の子供たち(小3と小1)は
喜んで学校に行っている。


+++++


下の子に限っては
朝が超苦手だ。

毎朝、起こすのに20分はかかる。

私もイライラするし、
このまま寝ててくれたらどんなに楽かと思い(オイ!)

「このまま寝てる?
学校、行かなくてもいいし、遅れて行ってもいいんだよ?
そしたら、ママも楽だし。
あなただって寝てられて、二人にとって良いことだらけじゃない」

と言ってみる。

内心「わかった!じゃあ寝てる」と言われたらどうする!?と焦りつつ
でももう一方で「いや、行くっていうはず」という変な自信を抱えつつ。


案の定、下の子は怒りながら、叫びながら
「行くーーーー!」と言いつつ、
案の定、起きてこない(笑)


我が家の朝は、毎回こんな感じだ。


だから、子供らは学校には喜んで行っている。


+++++


少なくとも私の周りに
「不登校」の生徒はいない、と思う。

私の知る限り、だけど。
関わっているコンセルヴァトワール生徒さんたちは、
みんな学校に行っている感じ。


だけど、ドイツにも「不登校児童」はいる、らしい。


夫に最初「ドイツにも不登校っているの?」と聞いたら
「学校へ行くのは義務だよ!」
との返事が返ってきた。


それは知っている。
知っているんだよ、みんな。


だけど、行けない。
または、行かない、を選択している。


ドイツの場合、

「学校、学校当局、地域の教育・相談センター、青少年局、および警察は緊密に連携し、教育的な対策を講じるだけでなく、必要に応じて強制措置や罰金を科すか、司法手続きを開始する必要があります。特に親との協力による予防的な措置が必要です。」

https://www.hamburg.de/contentblob/64418/0588f6f979ac80c3f84e5b77030cec53/data/bbs-hr-schulpflichtverletzungen-pdf-2013.pdf

だそうだ。


なぜドイツにはそんなに不登校児童がいない(ように見える)?


学校の教育システムの違いだろうか?
もちろんそれもあると思う。

私たちの子供らが通う学校は、
私立だからなのかもしれないが、
一クラス20人ほどだ。

先生の目がよく行き届く。

授業の内容も、私の時代からは想像がつかないようなものだ。
小学校3年生で、プレゼンをする。

手を挙げて意見を言う、ということは、
当たり前な感じ。
先生に当てられなくても
自発的にしている。

この「意見を言う」。
これはドイツ人の大得意とするところ(笑)

議論好きなドイツ人。
「どう思った?」「どう思う?」について、
迷いなく、堂々と自分の考えを述べる。

これは、小3の息子もそうだ。
私が超苦手とするだけに
「息子も人前で自分の意見なぞ言えるのだろうか?
否、言えるはずがない」
と思ってたので、
フツーに「僕はこう思う」と述べてた姿にびっくりした。


つい無意識に考えてしまうこと


私たちは「上手くしなければいけない」と
考えがちじゃないだろうか?

例えば私は「絵を描くことが好きではない」のだけど
それは、掘っていけば
「上手に描けないから」という理由に行き当たる。

そう、私は無意識に
「人に見せる、人が見るのなら
上手に描かなければいけない
と思っているのだ。

ピアノもそう。
「人前で弾くからには
上手に弾かなければならない
と思っている。
それも無意識に。

人前で意見を言う!?
そんなことしなくても生きていけるし!
と思う私。
なぜなら
「ちゃんとしたことを言わなければならない」
と思っているから。

「こんなこと言って笑われないかな」
なんてことを、
人の目を、
気にしているから。

日本人は、人と近づくのが苦手・・・・・・・????


あと感じているのは
人との距離感。

私は初対面の人との距離間を図ることが
とても苦手だ。

まだ知り合って間もない人に、
「朝食のパンをあげよう!」なんて
全くもって思いつかない。

しかし、ドイツ人である夫は
「あげよう!」と思いつくのだ。

個人の性格によるものかもしれないけれど、
この話が出た時に
「え、友達でもないのに、なんでパンをあげるの?」と思う私と
「え、友達とか関係ないじゃん。人は人で同じでしょ」と言う夫。

そこにももしかしたら
何か原因があるのかも?と思ってしまった。


HIKIKOMORI


前に、新聞の一面全部に
「日本人の引きこもり」について、
記事になっていたことがあった。

一日中家にいて
ご飯もずっと部屋の中で食べて
家族にも会わず
人にも会わず
社会ともつながらず
毎日を過ごしている人たち。

確か、こんな内容で書かれていたと思う。

ドイツ人にとっては
不思議な現象なんだろうと思う。
だからこんなにデカデカと大きく記事になったんだ、と理解した。


学校に行かない、行けないのは
それぞれの理由があると思う。

今は、学校に行くだけが全てじゃない、と言うのかもしれない。
フリースクールやいろいろな方法があるのだろうし。

だけど、学校になんで行くのだろう?
読み書きを習うのももちろんだけど、
人とつながるためじゃないだろうか?


と、私が偉そうに言うのもなんだけど、
社会とつながるための最初の場が
幼稚園や学校だとしたら

そこでいろいろな経験を全て糧にして、
輝かしい未来を築く大人になっていって欲しいと思うのは

私のエゴだろうか?


1年間共に学んだ、潜在意識&ヒプノシスの上級クラスメイトの中にも
お子さんが不登校、または不登校気味、の方がいた。

先輩期のセラピストさんたちの中にも、
お子さんが不登校の方がいらっしゃったそうだ。

しかし、みんな自分の心を整えていくことで、
子供をどうにかしよう、とすることなく
自然と、子供たちは学校に行くようになった。

もちろん、本人にしかわからない
努力や苦労もあったでしょう。

だけど、お母さん自身が整うことで
家族みんなが整う、ということを
周りの人たちを見ながら
自分も体験してきました。


人は一人じゃ生きていけません。
やっぱり人と、つながって、
楽しく生きていきたいな。と思います。

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