岡崎京子の「ヘルタースケルター」「リバーズ・エッジ」「チワワちゃん」
2012年に公開された沢尻エリカ主演の「ヘルタースケルター」。その映画みたときはすごく衝撃的で、沢尻エリカの演技力と監督の虻川実花さんが作る色彩の豊かさに圧倒されたって感じだった。
その後何年か経って、原作者の人がいるってことを知った。
岡崎京子
1980年代から1990年代にかけて作品性に優れた多くの作品を発表。時代を代表する漫画家として知られたが、1996年に交通事故に遭い、後遺症によって事実上作家生命を絶たれた。-Wikipedia 「岡崎京子」より
それから原作を探しててようやく図書館で見つけた。
原作と映画は少し異なっていたけど、どちらの世界観も完成されていてすごく良かった!
そこから岡崎京子の作品にハマるようになって次にみたのが「リバーズ・エッジ」だった。
この作品は先に漫画を読んだから、どんな風に映画では描かれているんだろうって楽しみにしてた。
岡崎京子の作品は1980年代から1990年代の若者を描いているから、時代特有の「虚無感」みたいなものを表現していると思う。
リバーズ・エッジは特にそれが強くて、どこにでもいる高校生が不遇な状況に置かれながら淡々と日々を過ごしているって感じ。でもすごく魅力的。
映画は現代には合わせていなくて、漫画の時代背景をそのまま使ってる。
↓めっちゃわかりやすい
ヘルタースケルターみた人はわかると思うんだけど、吉川こずえ(水原希子が演じてた役)は河原で死体を見つけた一人としてリバーズ・エッジにも登場してる!
そして最後に「チワワちゃん」!!!!
この三作品のなかで一番印象に残った。めっちゃポップスなのに心えぐられた。
漫画と違って舞台は現代。SNSめっちゃ登場する。でも今も昔も変わってない若者の青春と喪失感がある映画だった。
あらすじ簡単にいうと、何にも考えてない女の子が周りの人間をめちゃくちゃにする話。
チワワちゃんは是非みて欲しい!!
あんまりうまく伝えられなかったけど、岡崎京子の原作とその実写化映画紹介でした〜
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