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0021-(第四部)

第31話 国とは何か
 「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい」~先進国のアメリカの第35代大統領  John Fitzgerald kennedy(1917~63)が「国の中に安住して貢献しようとせず、不平を鳴らしたり要求ばかりして止まない国民」に対し、心ある為政者として発した絶叫です。
 集団を成さないと生きて行けなかった人類が、自分たちの「人生の幸せ」のために七転八倒した末に、今、国を成しています。
 国は、出来てしまうと運営し維持しなければなりません。そのためには自分たちの「人生の幸せ」の一部を削り合わなければならない場合がしばしば起こります。この厳粛な事実を厳粛に受け容れないと国は成り立ちません。

第32話 人類の存立の国際化
 現在の国際社会における国という集団は「国境」によって区画され「領域」「領民」及び「主権」に基づいて存立しています。主権は、排他的な「権力組織」「統治権力」及び「為政者」から成っていて「政府」によって担保されています。未だ、このような段階に達せず、国の体を成していない集団も少なからずあります。
 近年、文明及び文化が異常に進歩して生産及び流通の国際化(globalization)が進み、国境の意義が変わりつつあります。


 

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