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2024年度 こどもの部の概要をまとめました

2023年4月から準備をスタートし、2023年9月からじっくりと場を育んできた「Waku Waku Gakko こどもの部」は、2024年4月から週5日間を開くことに決めました。

学ぶことをおもしろいと体感でき、未知との遭遇に好奇心を湧き立て、属性関係なく枠を超えて交われることを理想に掲げて走ってきた半年間。しかし現実はというと、ただただ自由に目の前の選択肢の中でこどもの意志(やりたい、やりたくない)を尊重しようと思っても、要望を聞いているだけでは可能性が広がらないこと、好きを深めるためにも思考の幅を広げるためにも、基礎学習が必要だということに改めて気がつくことができました。

例えば、「勉強」にニガテ意識がある子に対して、「学び」の世界のおもしろさをどのように伝えていくのか。自分でやることを選択し、決めていける世界で、日々何を積み重ねていくのか。何をゴールとするのか。我々スタッフは悩みました。他の方達の実践やアドバイスを見聞きしながら、日々実践とディスカッションを重ね、改めて、以下のような方向でスタートしてみます。

※2024年度版 説明資料(レジュメ)として保護者の方にお配りしている内容です。今後も話し合いながら活動をしていくため変更の可能性がありますので、詳細はお問い合わせください。


1.任意団体 Waku Waku Gakko こどもの部


「本気で遊ぶ、対話する、
   本物に出会う、仲間をつくる、探究する」

Waku Waku Gakkoこどもの部は、尾道市向島を中心としたしまなみエリアを拠点に,2023年9月より活動をスタートしたオルタナティブスクール(フリースクール/寺子屋...etc)です。

様々な属性の大人や子ども達が混ざり合い、思い切り自分の人生を生きる達人と共に、「知りたい」「やってみたい」という知的好奇心を一人ひとりが解放しながら、自由な未来を描いていく「生き方」や「学び方」を探究する学び場です。

それぞれの子ども達に寄り添い、個々の成長を支援して行くことを目的として活動しています。

2.大切にしたいこと 〜個々の成長〜

3.大切にしたいこと 〜環境学習〜

4.大切にしたいこと 〜多様な学び方〜

5.活動内容について /1日の流れ(例)

9:00 自由時間(身体を動かす,本を読むなど自由)
9:30 チェックイン(歌,対話,計画,出欠,瞑想と呼吸)
10:00 - 10:45 モクモクタイム(自由進度学習)
11:00 自由時間(身体を動かす,本を読む,工作など自由)
12:00 お昼ごはんの時間
13:00 自由時間(身体を動かす,本を読む,工作など自由)
14:30 掃除 / チェックアウト
15:00 解散 

※自由時間の活動には、こどもが企画するものとおとなが企画するものがあり、その中からそれぞれ選択していきます。

【チェックイン・チェックアウト(毎日)】
・自分で予定を組み立てる
・対話をたのしむ
・季節や文化に触れる
・ふり返る
・静かに瞑想と呼吸をする時間

ミーティング(毎週金曜日,月末)】
・課題の提案・解決
・翌週、翌月の活動計画など

【モクモクタイム】
・毎日10時頃から約30分〜45分程度(それぞれの子のペースや熱量に合わせて調整)
・個や静を味わう
・自由進度学習
・教え合い、学び合う
・鉛筆で紙に書くアウトプットの習慣
・教員経験者のフォロー
・学ぶこと、深めることのたのしさを知る

【給食づくり】
食時間をより豊かなものに
当番制で自分たちでつくる
身体をつくる食材の背景を知る
食材や調味料を手づくりしてみる
自然の恵みを頂くことについて考える
日本の食文化を学ぶ
お母さんたちでつくる日も検討

6.探究的な学び

7.個別最適な学び


8.マイプロジェクト

9.1週間の流れ

10.料金について

11.こどもの部 運営メンバーについて

さいごに

こどもの部はまだ始まって半年。色々な方のご協力もあり、一歩一歩、子ども達もメンバーも日々対話を重ね、考えながら活動を進めています。

今、思うこととして。教材や備品を揃え、こども達がじっくりと時間を積み重ねられたり、学びスイッチが発動するような空間、拠点をつくりたいということ。そして、この営みが何かしらの意味を持ち、こどもたちが日々「学んでいる」と自信を持って伝えられる状態を目指すこと。保護者さん、そのご家族、地域、学校の皆様に認知していただけること。そのためには、この活動に関わる一人ひとりが謙虚に、誠意を持って活動をしていくことを忘れずに。

おとなもこどもも、学びを通した自由を(色んな捉え方を通じて、自分の生き方を模索しながら歩んでいくあり方など)体現する場、実践しながら実験する場でありつづけることを、心からたのしみ続けられるように。一度きりの人生、腹の底から自分が自分であることを喜べるように。未来への不安や恐れから「今」を選択するのではなくて、生き方や学び方を自らが選び、自分の人生を本氣で生きられるように。

これを書いている私自身も、1人の人間として、1人の親として、日々迷いながら揺れながら、軸を定めていきたいなと思う今日この頃です。まずは、比べず、焦らず、自身の呼吸を整えるところを大切に。

それでは、今年度もどうぞよろしくお願い致します!

Waku Waku Gakko 教頭 小川香澄



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