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暗闇の読書

本を読むことが好きだ。

友人は、「本ほどコスパの良いものはない。文庫なんて、数百円でこんなに有意義な時間が過ごせるんだよ!」と言うけれど、私は断然図書館派。

よっぽど気に入った本があれば、本棚に置いておきたいと思うこともあるけれど、借りて読んで返すスッキリ感。モノが増えないしお金もかからない、良いことだらけだと思っている。一時的に人気の出る本、話題の本は予約が殺到して、時には何か月も待つけれど、その待つ時間も楽しめる。やっと自分の順番が回ってきた時のワクワクは堪らない。(ごくたまに、手にしたときに熱がさめてしまっていることも、ないことはないけれど。笑)

先日は「82年生まれ、キム・ジオン」を半年以上待ってやっと借りることができたのだけれど、寝る前に読み始めたら、勢い余って一気に読んでしまった。


ところでこの度、暗闇(寝かしつけの最中)でも読書ができるKindleを久しぶりに引っ張り出してきた。きっかけは緊急事態宣言による図書館の完全閉館。「そうだ、これだと暗いところでも読めるんだった!」と、埃を払って2年ぶりに使用再開。

Kindleを買ったのはもう7年以上前だ。仕事の渡航先で数か月過ごすのに、自由に本が手に入らないことが、心の支えがないようで本当に辛かった。厳選して3冊ほどスーツケースに詰め込んで、次の帰国まで何度か読むということを繰り返していたけれど、同僚が持っていたKindleを初めて目にして、即購入してしまった。

壊れているのではないかと思ったけれど、恐るおそる充電を終えると特に不具合もなく使える。紙の本か電子書籍か、やっぱり私は紙の本が好きだというのが本音。でも、暗いところで読めるというのは何と素敵な事なのだろうと、Kindle片手に布団にもぐりこむ。また睡眠不足の日々が続いている。

アウトプットの大切さを意識して、読んだ分書いたり行動したりしないと、何だかバランスを崩してしまいそうな気分になって、久しぶりにnoteを書いてみた。

ちなみに、どういう訳か私の中でnoteは「開ける時は、書くとき」という頑ななルールが存在する。面白い記事読みたいなぁと、ふと寝る前に開けたい衝動に駆られる時があっても、「書かないで読むだけというのは何だかズルい」というような妙な感覚があって、「読むだけ」には気軽に開けない。

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