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最大の決断への祝福

このブログは今年の始めから夏前に遡った記録から書いていますが、では、今現在はどうなのか?ちょっと触れます。

2021年8月12日現在妊娠38週、臨月です。実はここまで来られるかどうか、最大の岐路に立たされてもいました。

痛み止めの使用ができなくなる6月、28週より前のこと。病院の先生からは、「痛みで姿勢が取れず、産めない可能性もある」と言われていました。

ではどうするのでしょうか。「31週くらいで、手術で赤ちゃんを出し、保育器で育てる」という案でした。

週数的には小さいですが生存し成長することは大いに可能とのことでした。

この選択でもよかったかもしれません。

ですが、この赤ちゃんはものすごく元気(胎動が激しめ)で順調で、臨月までお腹の中に居たいのではないかと感じました。基本的に赤ちゃんはみんなそうなのだと思います。

なので、先生には、このまま頑張りたいと伝えました。

すると先生は、「母体も大事だから無理するんでないよ」と言いつつ、痛みの緩和の新しい対処法を提案してくれました。それは、ガン患者さんがよく使うという、麻薬ベースの緩和です。薬の扱いには注意が必要で、三日おきくらいで病院に通い、先生の指示の下、少しずつ量を増やして体に慣れさせます。

「効くかどうかわからないけどやってみましょう」「副作用もあるので気をつけて、何かあったらすぐ知らせてくださいね」
というなかで始めました。
「そして、出産はウチではなくもっと大きな病院をすすめます」

大都市への転院も決まりました。

副作用らしき激しい吐き気とも戦いました。このときは3日ほど入院も。痛みも完全には消えないので、家ではやはり歩行器も使って立ち上がります。

でも思いました。これなら、まあ耐えられる。

毎日の散歩も大切に、家族と過ごし。私は痛みとの付き合い方が上手くなっていったのかもしれません。

そして7月に奇跡が起こります。「あんまり痛くない」

どうやら、赤ちゃんの位置が下がってきたよう。これにより、腫瘍の神経への圧迫が緩んだようです。赤ちゃんが大きくなるにつれ、痛みが増すかもしれないと言われていた中で…!

さらに、軽いストレッチやヨガ(ほんとに簡単なポーズだけです)ができるようになりました。ヨガをするとさらに痛みが緩和されるのが、手に取るようにわかりました。

また、昼寝がしっかりできるようになりました。起き上がりの苦労が激減したからです。

みんな、みんな本当に支えてくれてありがとう。感謝、感謝、道端の花は花束のよう、これはみんなへのお礼に摘んでいくよ。

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