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慢性炎症に対する運動効果

慢性炎症とは、本来一過性で治まるはずの炎症反応が低レベルではあるものの、長期間持続して慢性化した状態を指します。炎症が収束せずに慢性化すると、症性物質が必要以上に作られ、免疫システムが過度に活性化してしまい、正常な細胞まで傷つけるようになり、やがて重篤な病気を引き起こすとされています。現在慢性炎症により 動脈硬化、糖尿病、高血圧、がん、認知症などが発症率をあげていることが確認されています。
では、この慢性炎症に対して、ウォーキングで対応することは可能でしょうか?
本日は慢性炎症と運動について整理しました。


運動がポイント

通常、炎症と聞くと安静にすること思いつきますが、慢性炎症では逆に運動をすることが推奨されています。
今回紹介する
免疫細胞の変動に注目した運動による慢性炎症の改善効果
では

運動トレーニングが肥満マウスの脂肪組織の炎症性サイトカイン発現を減少させるなど組織局所の慢性炎症状態を抑制することを明らかにした.

(中略)

運動は組織局所における免疫担当細胞の量的および質的な変化を介して,慢性炎症性疾患の発症リスクを低下させることが示唆された.

と報告されています。
つまり、運動することで慢性炎症の発症リスクが抑えれます。
さらに考えるとこの慢性炎症の発症リスクが抑えられることで、さまざまな疾患の発症も抑えられることも考えられます。

どくらいの運動?

上記の研究では運動強度について触れられていません。
今後このコラムでも慢性炎症に対する適切な運動強度について調べていきまうす。

まとめ

慢性炎症についてはまだまだ解明されていないことが多いですが、
・慢性炎症が様々な疾患の発症リスクをあげている
・運動により慢性炎症は改善できる、
はデータとして存在します。ウォーキング療法士として、様々な方々の健康を考えるに渡り知っておきたい知識です。
しっかりと運動の効果についてお伝えしましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

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