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#177 情報の民主化における地方からのリープフロッグ現象

こんにちは、皆さん。今回の記事では、情報の民主化における地方からのリープフロッグ現象についてお話ししていきたいと思います。この現象は、新興国で特定の技術やインフラが先進国よりも速いスピードで整備・浸透する驚くべき現象です。その背後には、地方の優れた条件や潜在的な可能性が秘められていることへの示唆が含まれています。
#リープフロッグ現象

リープフロッグ現象とは


まず、リープフロッグ現象とは、新興国で特定の技術やインフラが、既存の制度やインフラとの摩擦なしに急速に整備され、浸透していく現象です。この現象は、先進国に比べて新興国が飛躍的な発展を遂げるきっかけとなります。通常は数十年かかる変化がわずか数ヶ月、数年単位で起こることから、「カエル跳び」になぞらえた呼び名となります。
#カエル跳び

地方の発展と観光立国


観光立国を目指す日本において、地方の発展は非常に重要です。地方でのリープフロッグ現象が進行することは、僕たちにとって非常にありがたいことです。なぜなら、地方の発展が国全体の魅力を高め、観光業界に新たな可能性をもたらすからです。2030年における日本の訪日外国人数の目標は6,000万人です。
当初は2020年に4,000万人を目標とし、その次のステップとして2030年の6,000万人が設定されていました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって2020年の目標は未達成となり、2030年の目標人数を変更するのかどうかが注目されましたが、日本政府は2030年に6,000万人という目標を継続して掲げていくことを明言しています。そのためにも、これからは地方の発展が重要な鍵になっていくと思います。
#観光立国

アフリカの事例:ルワンダ


新興国で急激なリープフロッグ現象が進む事例を見ていきたいと思います。アフリカの中東部に位置する小国、ルワンダは以前は民族対立が激化し、悲劇的なルワンダ虐殺が起こったことで知られています。しかし、近年ではIT技術の進展が顕著で、ドローン空港の設立が行われました。この空港は輸血用の血液や医薬品などの人命救助物資を輸送するために利用されており、地方特有のニーズに応えています。ルワンダでは、道路が少ないか、あっても整備されていない地域が多いため、ドローンによる輸送が非常に効率的なのです。
#ルワンダ

地方の利点


情報弱者の方がガチガチに統制の効いた都市部よりもイノベーションを起こしやすいという仮説も浮上しています。インターネットの普及により、物価の高い都心部に住む必要性が減少し、地方への移住が増えています。これにより、地方でのリープフロッグ現象が加速しています。

そして、コロナ禍の影響により、都心部に会社があるメリットが薄れつつあります。ビデオ会議ツールの普及により、出張の必要性が減り、コストと時間を節約できます。これからは、地方発信のレストランが人気になるかもしれません。スマートフォンの普及により、どこでもインターネットに接続できる環境が整い、地方に住みながら世界と繋がることが容易になりました。
#都市部に住むメリット

技術導入の利点


地方において、新たな技術を導入する際、すでに都市部での成功事例が存在しています。これにより、地方はゼロから技術を開発することなく、最先端技術を導入できる利点を享受しています。特にフィンテック(金融のIT化)の進展は、地方の経済発展に大いに寄与しています。
#情報の速度

日本の歴史的なリープフロッグ


日本においても、歴史的にリープフロッグ的な発展が見られました。明治維新による西洋化と殖産興業の推進により、日本はアジアの中で唯一先進国に近づきました。また、第2次大戦後の復興においても、迅速な決断と柔軟な考え方が日本を世界第二位の経済大国に押し上げました。
#明治維新

まとめ


地方からのリープフロッグ現象は、日本にとって未来の可能性を広げるものです。情報の民主化が進む中、地方はイノベーションと発展の舞台となっていき、注目を集めることになっていき、日本の地方に眠る潜在能力が開花し、新たな可能性が広がることを期待しています。
#飲食の未来

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