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コーチを付けてみて分かった、コーチ・メンターの選び方

最近は、キャリア支援サービスがとても増えましたよね。私がメンターとして独立した2018年は、キャリア支援にお金を払うことはまだレアなことで、転職については転職エージェントに無料でサポートしてもらえるのだから、お金を払ってまでサポートしてもらうという風潮ではなかったなと思います。

ここ数年でサービスが一気に増えたことで、有料でキャリア支援サービスを受けることがうんと広がったことはとても嬉しいことです。だけど、たくさんあるサービスの中からどれを選んだらいいか、迷いませんか?

私は9月からコーチを付けています。コーチ選びにとても時間をかけたので、その時のことを記録しておこうと思います。

コーチを探し始めたのは1年以上も前。それまでもコーチやメンターと言える人がいましたが、暫くの間いなかったので、コーチかメンターを持ちたいと思うようになりました。何か大きな悩みがあった訳ではないけれど、頭の中で溢れかえる想いや考えを整理する機会を持ち、同時に自分にはない新しい考え方をインプットしたいと思ったからです。

またメンターとして仕事をする中で、セッションを受ける経験をすることで、自身のサービスにも活かせるのではないかとも思いました。

コーチ・メンターの条件

コーチやメンターを選ぶ時、最初のスクリーニングの段階で私が重視した条件は3つ。
コーチの経歴
コーチとしての実績
コーチを自分で選べること


①コーチ・メンターの経歴
今回は女性が良いと思いました。そして副業や複業としてコーチやメンターとして仕事をしてるのではなく、独立して仕事をされている方。(私自身と同じような立場を経験されてる方から、アドバイスをいただきたいと思ったため)。

②コーチとしての実績
すでにコーチ・メンターとして十分に経験を積まれている方。具体的には、コーチとして5年以上の経験がある方。

③コーチを自分で選べること
有料で良いので最初にお試しのような機会があり、コーチやメンターとの相性を確認し自分自身で選べること。


コーチングプラットフォームへの登録

早速、コーチを紹介してくれるプラットフォームに登録をしてみました。けれど、紹介された数名のコーチのプロフィールを見てもピンとくる方がいませんでした。別の方を紹介していただけないかお願いしたところ、すぐには紹介してもらえない仕様だったのでそのままになってしまいました。

これは私のミスでもあるのですが、コーチの条件を選択する際、迷った挙句違う項目を選択してしまった結果、私自身が希望するコーチとは違う方々が紹介されることとなってしまったのです。また、今振り返れば、海外経験があったり、グローバルに活躍してきたことが私にとっては優先したい条件だったため、登録したプラットフォームではこれにマッチにするコーチを探すのは難しかったかもしれません。

けれど実際コーチのマッチングプラットフォームに登録したことで、私自身が求めているコーチ・メンターのイメージが明確になったことは事実です。

ちょうど同じ頃、以前から気になっていたコーチの初回セッションを受けるかどうか迷っていました。間接的に知っている方で、金融業界からコーチになった方でした。結局申し込みに至らなかったのは、その方自身が全く発信をしておらず、見極めることができなかったから。どんなに素晴らしい経歴や実績があっても、その人となりが分からないと無料でもセッションに申し込むというアクションには繋がらないのだなと、改めて思いました。


コーチ・メンター選びの決め手

年明け後、バタバタしておりコーチ探しは頭の隅に追いやられていました。ところが、ひょんなことから今年の春、あるコーチを見つけました。
先日noteにも書いた方です。

https://note.com/wami_career/n/n1128f3a0fef9

10数年振りに、その方がお話してる姿を見て彼女にしよう!と思ったのです。9月から大塚ちずるさんのコーチングセッションを受けています。

数回セッションを受けてみて、やっぱり彼女にしてよかったと思いました。
理由は2つ。

大塚さんは現在アメリカに住んでいるのですが、海外在住ということで私にはない視点を持っていること。

コーチングの基本コンセプトは、コーチはアドバイスをせず質問をすることで、相手に気付きをもたらす、というもの。コーチングを受ける方の中に、答えはすでにあるという考えだと思いますが、私は質問をされるだけではなく具体的なアドバイスが欲しかったので、それに応えていただけること。


こうして見ると、コーチ・メンターを持とう!と思った時には到底イメージできなかったことが、実は私にとってはとても大事な選択要因になっていることに気付きました。

もちろん、話してみないと分からないことはありますが、コーチ・メンターとの相性・初回セッションでの納得感を持つためには、自分が大切にしてることを明確にしておく必要があるなと感じました。

これからコーチ・メンターを探そうとしてる方、また今探しているけれど見付からないという方は、色々なコーチ・メンターと話してみるという方法も良いとは思いますが、まずは自分が大切にしてることを仮説でも良いので炙り出して見ると良いかもしれません。私ならば、【海外・グローバルな視点】と【質問だけでなく具体的アドバイス】がキーワードでした。

コーチ・メンターの経歴や実績ももちろん大事ですが、自分が本当に大事にしてること(求めていること)が満たされれば、それ以外は案外気にならないのかなとも思いました。(例えば、大塚さんがもし会社員だったとしてもセッションをお願いしたと思います。)この人と話したい、この人になら話せる、そんな感覚がコーチ・メンター選びには大事ですし、その感覚は自分が大切にしてることとイコールだなと感じています。

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