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【オルタナティブスクール訪問記/山口を、読んでくださった方へ。~学びの選択肢が、広がっている~】

オルタナティブスクール訪問記/山口を、読んでくださった方へ。
つたない言葉で綴ってしまったにもかかわらず、関心を持ってくださり
ありがとうございました。
とても嬉しく思っています。


現地で過ごした4日間(見学は2日間)を
親子の記録として書き残そう、と当初から考えていたものの
発信することは、想定していませんでした。


でも、実際に現地まで足を運び
生の情景に触れ、生の声を聞くことで得た刺激は、
想像を軽く超えていて
自分のフィルターを、通す形にはなってしまうけれど
近しい価値観をもつ誰かと、体験を共有できたらと考えるようになりました。
そういうつながりが、今のわたしにとって必要な気がしたのです。


わたしが今、最も強く感じているのは
『子どもたちが育ち合う環境の選択肢が、こんなにも広がっている!』
という喜びです。


以前、少なくともわたしが小学生だった30年近く前は
多くの家庭にとって、選択肢は公立学校ほぼ一択でした。
地域や校長先生、担任の先生によっても、環境は異なるので
公立学校を一括りにすることはできません。
これを、否定するつもりもありません。
ただ、多様な個性を秘めて生まれてきた子どもたちを
すべて、1つの選択肢に当てはめよう、というのは
無理があるのではないか。
そんなふうに思ってきました。


それが、時を経て親となり、改めて教育環境を見渡したとき
主に『オルタナティブスクール』と呼ばれる、新しい形の学びの場が
全国で続々と誕生していることを知りました。
ここ数年の出来事です。
その1つ、山口県の『てらこや』さんを今回、訪問見学させてもらい
自由で、本人も周りも1人ひとりを本気で尊重する学びの在り方を、目の当たりにすることとなりました。


新しい学びの形は
これからも加速度的に、増えていく予感がします。
現状では、学校教育法に規定される私立学校にも該当しないケースが大半であるため
行政からの補助金がなく、運営が厳しかったり、学費が総じて高めだったりと
万人に門戸が開かれているとは言い難いようです。
でも、子どもの意思や個性に合わせて
多様な学びの中から、軽やかに選択できる世界は、近い将来きっと実現すると思います。


付け加えると、学びの選択肢の多様化とは、オルタナティブスクールだけを指して言っているわけではありません。
最近はホームスクーリングも、経験とノウハウをもつ人々がたくさん発信を始めています。
公立学校への登校と、学校外との学びを組み合わせる『ハイブリッドスクーリング』という形も、広がり始めているようです。
学びの選択肢は、複層的にも広がっているのです。


身を置く環境や、それに伴う制約は人により様々ですが
もしも今、子どもたちを取り巻く環境に、なにか少しでも違和感を抱いているひとがいるとしたら
考え方ひとつで、状況を工夫・改善しやすくなっている。
そんな気もします。


最後に
わたし自身は、子どもたちそれぞれの『好き・得意』が、人生の羅針盤になると信じています。
多様な選択肢の中で、
その羅針盤を育めるような場が、もっともっと増えたら。
そう願ってやみません。


長文をお読みいただき、ありがとうございました。


写真は、新幹線から途中下車した京都にて。
案内の方に撮影をお願いしたところ、
珍獣(兄)はその方がわたしからカメラを奪ったと勘違いして、怒り
前を向くことはありませんでした。Ω\ζ°)チーン


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