亜鉛や鉄といった金属は、男性と女性とで摂取量が異なる（中略）新型コロナウイルスが世界中に蔓延すると、明らかに女性よりも男性のほうが多く亡くなった。男性の死亡者数が女性の二倍となった国もある（中略）差の生じる原因は、女性がX染色体を二本受け継ぎ、生涯にわたって使い続けるのに対して、男性は一本しか使えないことに負うところが大きい（中略）男性は感染や炎症など体に及ぶ害に対して感受性が高く、脆い───この状態が知的障害の発症に関与（中略）発達障害の男児は女児の約二倍いる（中略）女性の場合はもともと、おもにどちらか一方のX染色体を利用する各種の免疫細胞集団がふたつある（中略）女性はいわば生物版、究極の問題解決屋みたいなものだ───遺伝子工具セットの中に、各種解決策を取りそろえている（中略）女性の細胞は一〇〇〇個の遺伝子それぞれの異なるコピーを使える（中略）女性は男性よりもがんとの闘いをうまく切り抜ける。要するに、人生のどの段階においても女性のほうが強い（中略）男性に比べると女性の免疫系は攻撃的で、侵入してくる病原体や悪性細胞とうまく闘う（中略）X染色体には約一〇〇〇個の遺伝子が含まれるのに対して、Y染色体には七〇個ほどしか含まれず、そのほとんどが精子の形成にかかわる（中略）女性の細胞は二本の染色体のいずれかを選ぶことができる

失禁ではなく女性の射精（中略）女性が「女性の体液」を射出できることを今から一五〇〇年前にアリストテレスと医師ガレノスは見抜いていた（中略）現在、解剖学の教科書でスキーンの名前を探すと、「スキーン腺」（女性前立腺ではない）に触れている箇所が一、二ページほど見つかるはずだ。私たちがいまだにスキーン腺と呼んでいる器官は、実質的には女性前立腺（中略）女性ならば誰でも自分の前立腺から分泌される体液に気づくわけではないが、ひとつ確かな事実がある───遺伝的女性も前立腺をもっているということだ（中略）女性には並外れた色覚が備わっている可能性がある（中略）ずば抜けた色覚で色の世界を見るパターンを四色覚（四色型）という。ふつうの人が一〇〇万色を見分けられるところが、四色覚を持つ遺伝的女性ならば一億色となる（※女性の５〜１５％あるいはそれ以上）（中略）女性は遺伝子レベルの選択肢のおかげで、数ある困難のなかで最大級のものに立ち向かえる（中略）ダイヤモンドと同じく女性も壊れにくい（中略）感染性の微生物とは、女性のほうがたいていうまく闘う（中略）どんな危機的状況であろうと、女性のほうが生き延びる（中略）生命に降りかかるあまたの困難をうまくくぐり抜けるのはほぼ女性（中略）女性は間違いなく免疫機能に恵まれている（中略）女性は免疫の観点からは男性をしのぐ進化を遂げている（中略）運動をすると、その程度に関係なくBDNFなどの神経栄養因子の量が増え、脳の機能が至適な状態で維持されるようになる。※引用者加筆.

コルチゾールは、ふだんは、細胞レベルでの学習機構に対に合図を出し、体が生存にとって重要だと判断する場面をを記憶させている。しかし、その量が増えすぎると、ニューロンには毒となる。それに対し脳由来神経栄養因子（BDNF） はニューロンにとって最高の防御手段となる。適切な運動によってBDNFのように回復力をもつ化学物質が増えると、脳内の回路が強化されると同時に、HPA軸が調整されてストレスにむやみに反応しなくなる。同じように、免疫系も強化され、風邪からがんに至るまで、体を実際に攻撃してくるものすべてを撃退する準備が整う。

トマス・カーライルの有名な言葉に、「圧力がなければ、ダイアモンドは生まれない」というものがあり、それは現代の「タフな状況になると、タフな人間が発奮する」という決まり文句（中略）彼らはネガティブな気分が「問題を解決しなければならない」という信号になるのだと結論づけている。

荒波にもまれる経験をすることが、大人になる為の通過儀礼です。これは男性にも女性にも必要なこと

零士さんの現役時代、ダースベイダーのように、フォース（理力）を暗黒面で使うヤツがいた。どんな仕事でも、半分はダースベイダーになる。セラピスト、カウンセラーでも、ダースベイダーが半分いる。お客様が自分の言うことを信じるのを逆手にとって、面白がって遊ぶという強制わいせつよりすごい状態だ───中谷彰宏氏＆伝説のホスト（著書名失念）