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メディア取材を受ける個人に、知っておいてほしいこと



先ほどこんなツイートをしました。最近はインフルエンサーみたいな人が増えているので、そういった「影響力のある個人」が取材先として選ばれるケースも出てきています。

でも同時によく聞くようになったのが、

「取材に応じたけど、言っていないことを書かれた!」
「原稿確認もなく掲載された!」
「掲載後に修正をお願いしたら、無言で記事消された!」

みたいな不満の声。SNSで声を上げるのが簡単になったので、メディア側にもすぐに批判が届きます。難しい問題ですが、ある程度は個人の「取材受けリテラシー」を上げることで解決するんじゃないかなと思っています。

私はずっとPRコンサルや広報などをやってきて、過去にアレンジした取材は数百件にものぼります。テレビ番組から零細WEBメディアまで何でもやってきたので、多少は役に立つことが言えるかなーと思い、個人でメディアを取材を受ける人に知っておいてほしいことを書くことにしました。

敵でも味方でもないので、怒っているインフルエンサーさんなどに軽く読んでいってもらえればと思います。

【追記】
この記事は、インフルエンサーさんが個人としてメディア取材を受けて憤慨している事例が多発していた時流を受けて、2018年に公開したものです。PRという立場でメディア取材に多く携わってきた経験から、役立つことが言えればという気持ちで書きました。

当時は好意的な反応ばかりでしたが、公開から2年後に治安の悪い文脈でシェアされてしまい、正反対に誤解されたような捉えられ方をして大炎上してしまった経緯があります。一定数、アンチマスコミ派の過激な層がいるようです。

たくさんの好意的なコメントを頂いた記事ですが、読解力の乏しい人に読まれると誤解を招きやすい内容ではあるため、有料の限定公開とさせていただいております。


はじめに:「取材」とはなんなのか

日常に当たり前のように根付いている「取材」という概念、間違って認識している人がけっこういます。

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