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TV改革!男女出演率を50:50に!

ど~も~!現実逃避のお供はNetflixとZOZOTOWN!テスト前の現実逃避が止まらないWannaBeMEメンバーのスズカで~す!

(※最近なにわ男子の大橋くんの「ど~も!プリン食べ過ぎておしりプリンプリン!大橋和也で~す!」が頭から離れないので、寄せた感じでw)

今日は、私の勉強しているメディア系のお勉強に近いものをご紹介💛

突然ですが、みなさんは、テレビは見ますか?「テレビ離れ」なんてよく聞くし、実際、私はネトフリやYouTubeを見ちゃうんですけど、みなさんはどうなんだろう?

私がテレビを見なくなったのは、ネトフリやYouTubeが手軽だからってのも大きいんですけど、テレビ番組の「ハゲ!」だの「ブス!」だの「デブ!」だの、やんややんや差別的な発言が怖くて見なくなってたりします・・・・

しかーし!実は、TV離れが心配される中でも、TV番組側も独自に様々な改革をしているのですよ!!

今日はその取り組みのひとつである、TVのダイバーシティ改革をご紹介します!

TV出演者が全員男性!?

2017年、英国の公共放送BBCは、TV番組などに出る女性出演者の割合を5割に引き上げて、男女比率を平等にしようとする「50:50プロジェクト」を始めたのです!

きっかけは、BBCのニュース番組の男性司会者ロス・アトキンス氏が、その日の番組出演者が全員男性だったことに疑問を感じたことから。

なんとその後に、アトキンス氏は個人的な目標として、番組の出演者の男女比を半々にすることを掲げ、4月までに目標を達成しちゃいました!

それがほかのチームにも広がり、報道に限らず、エンターテインメント番組を含めた全社をあげた取り組みになったといいます。

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50:50プロジェクトの取り組みの中で大切にしているのはこの第3原則

①継続してデータを取る
②制作側の裁量で決められる出演者のデータで進捗を測る
③決して品質で妥協しない

※首相や事件の目撃者など、作り手にコントロールできない人の男女は考慮しません。

特に、平日のレギュラー番組なら扱うテーマや日付で女性の割合が増減するため、1カ月の平均で50%を目指しているそう。

具体的には
、こんな感じ。

たとえば、企業に取材を申し込むときも「シニアマネジメントチームに女性はいませんか?その人を広報担当に使いませんか?」と提案しました。みな、すぐに受け入れてくれました。番組内のコメントの質も下げることはありませんでした。今では、石油ガス業界、自動車産業、民主主義…どんなテーマでも、コメントできる女性にすぐアクセスできます。

そして、最も大切なことは、番組の質は保つこと。数字は気にするけど、でも良い番組を作ることを最優先に女性の出演者を増やしているようです!

今では、BBCの枠を飛び越えて、26か国125団体が「50:50プロジェクト」を推進するべく、パートナーシップを結び始めているそう!日本でも、NHKやハフホストジャパンが参加するなど改革を進めています!

50:50プロジェクト効果はいかに!?

実は、取り組みを開始した年は、パートナーシップを結んでいる国でも31%しか女性の出演者がいなかったのです。けれど、地道な努力の結果、2021年3月には、女性出演者率50%を達成!

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これは快挙ですよね!

そして視聴者のなかでも、

女性の出演が増えたことで、16~34歳の44%が番組をより楽しめるようになったと答え、16~34歳の女性の58%が、よく視聴するようになったと答えました。

という嬉しい声が!女性の割合を増やすことは、多様な声や従来と違う視点をもたらし、視聴者を魅了するとのこと。すると、企業全体が女性の起用に積極的になるとのことです😊

日本はどうだ!?

ここまで話すと、日本の実態が気になりますよね。結構面白い実態が見えるので、ご紹介しますよ~!

BBCの50:50プロジェクトに参加しているのは、NHKなどが代表されますが、そのほかのキー局は参加していない模様。しかし!

なんと、日本の男女出演者比率は、なんと、6:4!どうですかね?(私は結構頑張ってるなって思いました)

ただ、調べていくと大切なのは性別の比率じゃないことが分かります。

なんと、年代別にみると、男性は40代男性が最も多いけれど、女性は20代が多い!というか、40代男性に対して40代女性が半数以下!3割くらいですね。ありゃりゃ

職業別にみると、男性はお笑い芸人が多く、女性はアナウンサーが多いみたいです。

たしかに・・・バラエティー番組とかで、40代の男性芸能人と20代の女性アナウンサーの組み合わせを多く見かけます。

それに、アナウンサーは補佐的な役割。これは、典型的なジェンダー規範に基づいているとも解釈できるような・・・

小島慶子さんも以前、女性アナウンサーの団体FANを設立し、団体の中でこんな声が上がると話していました。

暗黙のうちにいわゆる「女子アナ」的役割、つまり男性に好感を持たれる女性像を求められる点や、キャリアを重ねても男性のメインを立てる従属的な役割が多いことについての悩みが多い。

日本は、出演率でいえば、6:4。この数値自体は良い傾向かも。でも、内訳をみると改善はまだまだなのかな?とも捉えられるところですね。

大切なのは数字じゃない

BBCの方針は「コンテンツの質は妥協しない」。日本で50:50プロジェクトに参加しているNHK以外の番組、ハフライブジャパンでも、ごまかしの「数字あわせ」に躍起になるのではなく、この方針に賛同しているとのこと。

今回は、日本の男女比の他に、年代や職業からも現状を見ましたが、やはり、出演者男女比を50:50にすることだけではまだまだダイバーシティが反映されているとは言えないのではないでしょうか?

男女出演者率50:50はあくまでも目指しやすい数字の目標。大切なのは、TVにダイバーシティを反映させることであり、番組制作側や出演者など企業全体が根本的な部分からジェンダーに関する”意識”を変革させることです。

それに、性はグラデーション。男と女だけが地球にいるのわけではありません。正直、上記の男女出演者調査において、LGBTQ+の方をどのようにカウントしているのか、その点は非常に疑問です。

だからこそ、50:50プロジェクトの本質を見誤ってはいけない。もしかしたら、プロジェクト名が50:50だから、それだけが目的に見えちゃうかも。でも、きっと、BBCも多くの人たちも望んでいることは男女出演者比率を平等にすることだけではありません。

ダイバーシティ導入として、良いきっかけになりそうな50:50プロジェクト。我々も、番組制作側もプロジェクトの本質を追求しながら、世界を虹色にしていきたいですね🌈💖

TVの改革に期待して!『スキ』をください❤️

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