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タイのジェンダー・LGBTQの実情⁉

皆さんこんにちは!ひなたです☀️
金沢ではもうすぐ梅雨入り目前という今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?私は「去年も梅雨ごろにnote書いてた気がするなぁ」と感慨深く思いながらこのnoteを執筆しています~🐌

今回は、タイにおけるジェンダー関連の実情について調べてみました!というのも、実は8月からタイに留学する予定でして…その事前調査も兼ねて!笑
それでは早速見ていきましょう!

ジェンダーギャップレポートから見るタイの男女格差

世界経済フォーラムが発表した2021年版のジェンダーギャップレポートで、タイと日本を比較してみました。指数は最大値が1で、数値が大きいほど男女の格差が少ないことを表しています。

経済分野(給与格差、管理職比率、専門職や技術職の労働者数などの調査)
タイ22位(0.787)/日本117位(0.604)
教育分野(初等教育や高等・専門教育への就学などの調査)
タイ74位(0.992)/日本92位(0.983)
健康分野(平均寿命の男女比などの調査)
タイ41位(0.978)/日本65位(0.973)
政治分野(女性議員の比率などの調査)
タイ134位(0.084)/日本147位(0.084)
総合順位
タイ79位(0.710)(前年比4位ダウン)/日本120位(0.656)(前年比1位アップ)

日本と比較するとどの分野においてもタイの方が上位ですね!(日本の低さが際立つ…🥲)

特に経済分野では、タイは22位とアジア圏の中でも上位に位置しています。この傾向は、タイでは農村部、都市部のどちらにおいても女性が仕事のために家を空けることが社会的に容認されており、また未婚の若い女性も労働力として捉えられていたことに由来すると考えられています。

教育分野に関しては、74位(0.992)と悪くない数値のようにも思えますが、タイでもやはり大学進学時の学部選択に未だに伝統的なジェンダーバイアスが影響していたり、学校事務や行政側が女子学生に性別役割が影響した特定の学問分野への進学や科目の選択をさせることに関与していたり、女性が参加できる職業訓練が特定の伝統的な分野に集中している結果、職業選択に偏りが生じていたり、といった問題が依然として残っています。

経済分野に関してはタイでも日本と同様に4つの分野の中で数値・順位が最も低く、日本と大差ない結果になっています。

参考リンク
https://memorva.jp/ranking/world/wef_global_gender_gap_report.php
https://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2002/07/thailandP03.html


タイのLGBTQの現状

皆さんの中にも、「タイは性的マイノリティに寛容な国」というような話を聞いたことがある方は多くいるかも知れません。私も友人と留学先について話しているとき、「あ!タイってLBGTQの楽園って言われてるよね!」と言われました。私自身全然その点に関して知識がなかったので(←留学行くんだろしっかりしろ!)、今回はタイのLGBTQの現状についてもちょっと調べてみました。

タイでは性転換手術が発展しており、性転換手術を行う病院としてはアジア最大級のヤンヒー総合病院では、なんと日本語、英語、フランス語、ドイツ語など10数カ国語での対応が可能になっています。すごいですね…世界中から手術を希望する人たちが訪れているようです。

しかし一方で、タイの年配者には同性愛者を「前世の業を背負って生まれてきた者」と考える人も多く、LGBTQであることを家族に受け入れてもらえない人も少なくないと言います。また、LGBTQは精神的な問題を持っていると考えられてしまう場面もあり、LGBTが活躍できるのはエンターテインメントや美容、小売業界に限られ、官公庁や大企業、司法などは門を閉ざしているのが実情とも言われています。世界銀行が発表した調査では「職業や仕事」で何らかの差別を受けたとの回答は、トランスジェンダーで約60%に上り、官庁や企業などでLGBTQが働こうとすると差別や偏見に直面し、カミングアウトしづらい、ガラスの天井がある、というのが実態だそうです。

トランスジェンダーへの施策として、2015年にタイ赤十字社エイズ研究センターが運営する、アジア初のトランスジェンダー専用の医療機関「タンジェリン・コミュニティー・ヘルスセンター」がバンコクに開設され、女性ホルモン投与やHIV検査、カウンセリングなどを提供しはじめましたが、それ以前は、差別的な対応をされるために約半数のトランスジェンダーが医療サービスを受けていなかったといいます。

政治分野においては、2019年3月に実施された総選挙で、タイ史上初となるLGBTの国会議員が4人も誕生しました。そのうちの一人は、「男性と女性」とされている夫婦の法的定義を「個人と個人」に改定することを目指しているそうです。

このように、必ずしも「LGBTQの楽園」とは言えない側面も多々あるようです。留学に行ったら現地でもっと身近な実情を調査してみたいです。

参考リンク
https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2019/6/10.html
https://times.abema.tv/articles/-/2582573

さいごに

私がワナビーで活動し始めてからそろそろ2年経つのですが、最近ワナビーのnoteのフォロワーが100人になってこっそりすごくうれしかったです!先輩方と一緒に「(2021)年度末までに目指せフォロワー100人!」と言っていたのが懐かしいです笑 いつもワナビーのnoteを読んでくださっている皆さん、ありがとうございます!!🤩

タイに留学している間は、ワナビーのイベントに関わることは少なくなってしまうかもしれませんが、noteでの発信などで関わりを続けていきたいです。タイ留学レポートでも書こうかな~と思っているのでぜひお楽しみに!

それでは皆さん、レゥポップガンマイ!(また会いましょう!)

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