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名古屋場所まとめ

【相撲エッセイ】

新大関の登場、待ってました。

2日目の錦木(にしきぎ)が横綱に勝った瞬間、思わずテレビの前で「きゃー!」と叫んでしまいました。土俵の上では固い表情を崩さなかった錦木でしたが、インタビューの時はとても嬉しそうで、その表情が微笑ましかったです。横綱を投げるという勝ち方がカッコよかったです。

派手に投げ飛ばして勝つのも豪快で好きなのですが、寄り切りがサッとキレイに決まったときの美しさも好きです。

3日目。横綱が連続で負けました。取組後の会場の騒然とした空気が凄まじかったです。怒っているワケではないのですが、私も気の短い江戸の親父だったら、土俵に向かって座布団を投げてみたいです。

天空海(あくあ)が豪快な塩まきを見せてくれました。照強(てるつよし)の他に誰かやってくれないかなあ、とずっと思っていたので嬉しいです。

6日目の宇良(うら)と北青鵬(ほくせいほう)の一番が盛り上がりました。あんなに体格差があっても技と気合いで勝てるものなのだなと驚きました。あまり険しい表情を見せない宇良が、この一番は意地でも、何としてでも勝つんだ、という気迫が感じられました。

幕内土俵入りのとき、力士の化粧まわしを見るのが好きです。カラフルでいろいろなデザインがあって楽しいです。翔猿(とびざる)の化粧まわしに「やすらぎ」と大きな字で書かれていました。野良猫の化粧まわしに「もふもふ」と書かれていたら、どんなに可愛いだろうと思いました。

11日目。9勝1敗だった北勝富士(ほくとふじ)が若元春(わかもとはる)に敗れました。北勝富士は敗れても、しっかりお辞儀をするし、相撲内容が良いので見ていて気持ちがいいです。

14日目。北勝富士(ほくとふじ)と伯桜鵬(はくおうほう)の一番。北勝富士は優勝がかかっているし、伯桜鵬は勢いのある若手だし、初顔合わせという注目の一番でした。伯桜鵬が勝ったことにより、誰が優勝するのか最後まで分からなくなり面白い展開になりました。

大栄翔(だいえいしょう)も若元春(わかもとはる)も珍しく変化をしたのには驚きました。変化は反則ではないものの評価はいつも厳しいです。

千秋楽。豊昇龍(ほうしょうりゅう)が初優勝しました。いつも怖い顔をしていますが、優勝が決まった後には笑顔と嬉し涙まで流していました。

敗れた北勝富士はリポーターによると、悔し涙を流していたとか。もう、みんな順番に優勝してみんな笑顔になってほしいです。

まゆみ山は今場所、
夏バテにより休場であります。

豊昇龍、豊昇龍ファンのみなさま
優勝おめでとうございます!

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