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先が読めない時代にはアートが必要

アートは理解しづらいため、あるいは必要ないと感じているため、
あまり馴染みのないもののように思われます。

かつての私も「理論的に説明できることが全て!」
なんて思っていた時期もあり、アートは意識もしてませんでした。

しかし、世界のエリートたちはアートを積極的に勉強しているそうです!

そんな状況を知るべく、こちらの本を読みました。

1. 要点

この本での要点こちらです。

・先が読めない時代には、自分の価値基準が必要
・この基準を持つためには、アートを学ぶことが必要

先が読めない時代(VUCAな時代)に必要なのは、自分の価値基準であり、
それを育むためにはアートが必要であるということです。

2. 先が読めない時代に必要な自分軸

ITによって急速にグローバル化が進み、市場は急激な変化をしています。

そんな中、市場を取り巻くシステムも変わっていきます。
もちろん法律などの整備も追いついていません。

そこで重要になってくるのが、自身の価値基準なのです。

法律が整っていないからといって、好きなようにしていたら、
世間から批判的な目で見られてしまいます。

また、基準がなければシステムに支配されることや
他人の評価基準に支配されることになってしまいます。

年配の方が、言われるがママにスマートフォンを購入させられるのが
他人の基準に支配されてしまっている例です。

これから、様々なテクノロジーが入ってきて社会は複雑化していきます。

この社会で生き残るためには、他人の基準に踊らされるのではなく
自分の確固たる基準を持つ必要があるのです。

3. アートによって、自分の価値基準が培われる

人間は、適正な意思決定をする際に
理性と情動の両方が必要であるとされています。

人間の意思決定は、無限の選択肢の中からいくつか選び取り
その中から理論的思考によって一つを選ぶ
というプロセスを経ていると言われているからです。

この「選び取り」を行うのが、直感といった情動の部分です。
そして、この自身の情動こそが自分の価値基準なのです。

例えば、豪華なものや派手なものが好きだった
織田信長は好戦的でした。
一方で、茶道や庭園の東山文化を築いた
足利義政は争いを嫌っていました。

このように、その人好むアートによって
価値基準が大きく異なってきます。

自分の価値基準を確立するのであれば、
アートによって情動を鍛えることが重要になってきます。

4. 編集後記

正直アートはよくわからないため、避けてた部分がありました。

しかし、この本を読んでこれからの時代を生きていくためには
避けてはいけない分野であるなと感じました。

まずは休日に美術館に足を運ぶところから
始めてみたいなと思っています!

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