日本の野党は日本の迷惑

■噛み付くだけの野党
日本の野党は一部を除き与党に噛み付くだけ。だから議論とは呼べぬ。国際社会を見れば中東に変化が出ているし、中国による南シナ海覇権拡大など対応が迫られている。だが野党の多くが無視して与党批判だけ。

■野党は目的と手段を間違えるな
目的と手段があり、政策を実行することが目的であり、政権をとることは手段になる。

目的:運用
手段:技術

政策(義務):目的
権力(権利):手段

野党として政権をとることが目的になると、目的と手段を間違えている。だから野党は代替案の政策が命。

■有事の対応
中東で戦争が始まれば自国民が巻き込まれる。その場合は欧米軍と協力して邦人救出が行われる。その時に備えて自衛隊派遣を迅速にできるように法律と環境を作るのが政治家の仕事。

政治家:法律を作る
官僚 :法の執行者
軍人 :力の行使者

日本の野党は政治家の仕事を忘れている。与党に噛み付くだけではなく、自国民保護と外国との連携を想定した代替案を出すべきだ。

そうしなければ官僚も自衛官も有事には動けない。官僚は法の執行者で自衛官は力の行使者。それぞれ担当が有るから、法律を作る政治家次第なのだ。

有事になれば、野党は「与党は何もしなかった!無責任だ!」と言うことは間違いない。平時の段階で野党が代替案を出すことで議論は成立する。野党は代替案を出すべきだ。

■軍政と軍令
政治家は軍政権を持っており自衛隊は軍令で動く。

軍政:宣戦布告・停戦・休戦・国軍に戦争の政治目的を付与する。
軍令:軍隊の組織と運用は経験則に従い原則として自由。

軍政:法の枠内の話。
軍令:憲法・法律などの法外の話。

「日本国家は内閣総理大臣が軍政を発動し、自衛隊に対して目的を達成するために運用させる。国外における自衛隊の軍令は憲法と法律の外である。」

野党は代替案を出すなら軍政と軍令の区分を理解すべき。そして海上交通路の保護と欧米との協力を前提にすべきだ。

■国防方針と手順
国防方針   :領土・領海・領空を戦場にしない(戦場は国境から国防線の緩衝地帯)
海洋国家の戦場:大陸の港の背中(海岸から内陸まで200kmが侵攻限界)

国防方針の手順
1:国防の基本方針で防衛の目標を定める。
2:どのように守るかの「戦略」を立てる。
3:仮想敵国に対する「防衛戦争計画(Defense war plan)」と「有事動員計画」を作成するとともに、予期しない脅威の発生に対応する「不測事態対処計画  (contingency plan)」を備えておく。
4:防衛戦争の危険が発生しないように、国際社会と協力する「関与の戦略」を立てる。
5:戦闘ドクトリンを研究開発し、それを演練する常備軍を編制する。そして、防衛戦争計画と動員計画の発動に備えた「平時体制」を整備する。
6:防衛インフラストラクチャーを強化するため、基地を戦略的に展開・整備する。

国防方針と海洋国家の戦場は既に定まっている。これは国家と国民を護る海洋国家日本の基本方針。

次は国防方針の手順に従い成立させる。これらを与党と野党が議論しなければ話は進まない。法整備が遅れ自衛隊は迅速に動けない理由です。

■野党は代替案を出せ
与党を批判するだけなら時間の無駄。野党は代替案を出して民意を問えば良い。代替案を出さないで騒ぐから支持率が低下する。この事に野党は気付くべきだ。

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