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トルコはウイグル人よりも中国を選んだ

■中国を選ぶ
 トルコは中国のウイグル人に対する人権問題を批判していた。だがトルコは方針変更して中国を撰んだ。トルコの方針変更はアメリカとの対立が原因だと思われるが、これはトルコで生活するウイグル人の立場を悪くすることは明らかだ。

トルコ大統領、新疆に肯定的 「人々は幸せに生活」=中国メディア
https://jp.reuters.com/article/china-turkey-idJPKCN1TY05H?fbclid=IwAR05nU_kZpVY-go5_MgPCjVnbFAxat92aeeKXXTTNRTrYcdFry_3ROGCT8Y

■トルコとアメリカの対立
 トルコはアメリカ製戦闘機F-35を購入。同時にトルコはロシア製地対空ミサイルを購入。アメリカはロシア製地対空ミサイル購入に反発し、トルコに購入しないように要請。さらにロシア製地対空ミサイルを購入するなら、トルコに経済制裁を行うと警告した。

 これでトルコとアメリカの対立が激しくなった。これまでトルコはアメリカに不満を持っていたが、親アメリカ路線だった。だがトルコはついにアメリカから中国を選ぶことになる。

■トランプ大統領と中国
 トランプ大統領は米中貿易戦争で中国と対立。だがトランプ大統領は土壇場で中国と休戦。中国は防御に成功したことになるから、米中貿易戦争の勝利者と見なされた。トルコはアメリカから経済制裁を受けても、中国の経済圏に参加すれば生き残ることが可能になる。

■ウイグル人の立場
 中国はウイグル人をテロリストと見なしている。だから100万人以上を収容所に入れて洗脳している。さらにウイグル人から宗教・伝統を奪い中国化している。これは人権否定であり民族抹殺が目的。

 ウイグル人は伝統的な生き方をするだけで過激思想と見なされる。これでは生きることが出来ないので中国から脱出する者が出た。

■トルコは中国を肯定
 トルコは中国共産党が行うウイグル人への人権問題と肯定。トルコは中国共産党が行う中国化政策を、「ウイグル人を幸せにする」と見なした。すると中国から脱出したウイグル人はテロリストと見なされる。

 これはトルコで生活するウイグル人の立場は、突如テロリストになったことを意味する。これからのウイグル人は、中国に強制送還される可能性が有る。同時に世界各地で生活するウイグル人は、反中国ならばテロリストと見なされる可能性が高い。

■金と人権を天秤にかける
 トルコは金と人権を天秤にかけた。そしてトルコは人権よりも金を撰んだ。トルコの生存戦略はウイグル人の人権を軽視。同じトゥルク語系だとしても、トルコから見ればウイグル人は外国人。同じ外国人ならば、中国は利益をもたらす。だからトルコは中国を撰んだ。

■トルコ政府への抗議
 トルコ政府に抗議することは可能。だが反中国のウイグル人はテロリストと見なされている。トルコも同調した場合は、ウイグル人によるトルコ政府への抗議は無意味。何故なら民間人からの抗議ではなくテロリストからの要求になる。だから抗議は無意味。

■世界への宣伝
 同じ抗議ならばトルコ政府ではなく、中国とトルコの悪意を世界に宣伝するべきだ。国連・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・オランダ・日本などの国にすべきなのだ。世界にウイグル人の人権を否定する中国・トルコの悪意を宣伝すべきだ。

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