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習い事をする子どもへの接し方、一緒に振り返ろう

はじめに

子供は一生懸命やっているけど、できていないところが目いき、直そうと教えてあげたいモードになる。段々と感情ものってきて口調も厳しくなっていく。スキル的な指導はコーチや先生から受けているからこれ以上言わなくてもいいはずだけど、ついつい口が出てしまう。そして子供は楽しかった気持ちも薄れていってしまい、嫌いになっていってしまう。
そんな時に、親としてどんな関りができばいいのかって、思ったり感じることはありませんか。

本記事では、子供の気持ちを理解しながら、子供が向かいたい先に対して口出しではなく、子供が自ら気づけるような関わり方についてのヒントを記事にまとめ発信していきます。

コーチング実績150時間、50名以上、コーチング会社で働きコーチングを普及する日々の活動を通じて、クライアントやステークホルダー、そしてコーチの声を聞いてきた経験からお伝えしていきます。
また、自身の子供も少年野球で活動する親としての経験も盛り込んでいきます。

本記事を書こうと思ったキッカケ

普段コーチングに携わっている身から、子供の習い事に対してもコーチング的な関りができるんだと自負しておりました。ですが、実際には難しいと感じることがしばしばでした。
そもそもティーチング的な関りが子供には必要であることが多かったり、特に自分の子供には、口出ししたくなるものでした。

ついつい口出ししたくなる

ついつい口出しするにも、子供に上手くなってほしくて親の熱が入りすぎるパターン、周りの目を気にして恥ずかしいことはしないでくれと口出しするパターン等、色んなパターンがあります。本人の今後のためを思って言っているというのは、子供からしたら大きなお世話なのだと、この記事を書きながらやっと実感できました。

子供のやりたい気持ちを、大切にし続けることができたなら

本当は子供が始めたいって思った時の気持ちがずっと続いていくような関わり方ができたら、素晴らしいのではないかと思います。

そんな関りができそうなヒントとして、最近読んだ為末氏の「熟達論」に書いてあったことが想起されました。ここで、参考までに引用してみると、①の遊の型を常に持ち続けることなんだと思います。また、それぞれの習熟ステージを行き来しながら、指導がなされると、スランプに陥りにくくなるのも納得がいきます。

①遊 すべては遊びから始まる。ついついやってしまいたくなる面白いもの
②型 基本的な動きができる。技能のベースとなるもの
③観 身体全体で感じる。目に見えない、構造を捉え、本質を理解するもの
④心 中心部分が身体に残っていく。自分らしさを自然に表に出せる
⑤空 制約から解き放たれる。自然な形で技能が発揮される

引用:為末大著.熟達論.新潮社,2023、P26-29

できていないところに目がつき、あの頃を忘れてしまう

しかし、口出ししたくなる自分が囁いてくる
そんな時自分に問いたいことは

・それは何のために言っているのか、誰のため?
・そもそも子供は何で始めたのか?(あなたの為ではない)

”承認”できているところに目を向ける、”振り返り”で伝える

できていることをみれば、できていることしか見えない世界になります。子供は日々成長しているし、できているスピードが速くて親として勝手な期待をしているだけだと、ふと気づくこともできます。スキル面はコーチに任せて、次回の気持ち面をサポートするメンタルコーチになることをお勧めします。

お風呂でサクッと振り返る。お風呂で子供と振り返る。

そこで、私が小1の息子に対してやっている方法をご紹介します。
それは、お風呂でゆっくり子供にインタビューするように振り返るです
具体的には、下記のことをインタビューして聴いていきます。

・うまくできたこと何だった?
・その時どんな気持ちだった?
・次の試合ではどんなプレーしてみたい?
・どうしたらできそうかな?
・なんか手伝えることある?

ちなみにお風呂は裸でオープン、あったかくて気持ちも緩む場で本音ゆっくり話せる絶好の場なので、おススメです。

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